「孤狼の血」「凶悪」の白石和彌監督が初めて時代劇のメガホンをとり、「ミッドナイトスワン」の草なぎ剛を主演に迎えて描いたヒューマンドラマ。古典落語の演目「柳田格之進」を基に、冤罪事件によって娘と引き裂かれた男が武士の誇りをかけて復讐に臨む姿を描く。身に覚えのない罪をきせられたうえに妻も失い、故郷の彦根藩を追われた浪人の柳田格之進は、娘のお絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らしていた。実直な格之進は、かねて嗜む囲碁にもその人柄が表れ、嘘偽りない勝負を心がけている。そんなある日、旧知の藩士からかつての冤罪事件の真相を知らされた格之進とお絹は復讐を決意。お絹は仇討ち決行のため、自らが犠牲になる道を選ぶが……。草なぎふんする格之進の娘・お絹を清原果耶が演じるほか、共演には中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼ら豪華俳優陣が集結。「凪待ち」「クライマーズ・ハイ」の加藤正人が脚本を手がけた。
碁盤斬り評論(12)
監督のモノが違った・・照明の暗さからして違うし、ストーリーもバシッと決まった。
主人公を色んな人が助けてくれたのが泣けた。左門、どこぞの親分さん、そしてお庚さん。薹の立った小泉今日子良かった、清原果耶さんは時代劇でも自然でしたね。
最後だけ、狩野探幽を現金化して、巻き添え食った人々に配ろうというのが解り辛いと思いました。
古くさくない、だけど本格的な時代劇です。
復讐の炎と娘の献身。そこに囲碁という一度置いたら二度と碁石を動かせない真剣勝負のゲームを絡めた、復讐と愛と友情の「愛と感動のリベンジ・エンタテインメント」です。
俳優たちのそれぞれの役にピタッとはまっている演技ぶりにぐっと世界に引き込まれます。また京都の職人的な映画人たちが作りこんだ美しいセット。住人の精神性とあった住まいや町の賑わい、ご近所での集まり。四季の移ろいを象徴的に表しながら月日の流れをみせる演出。シーンの心情に沿った音色。そして、復讐の緊張と親子愛、友情。それらがバランスよく品良くおさまり、129分、飽きることなく観続けられました。
笑わない清廉潔白な武士を草彅剛が。演技者として一皮向けたような迫力のお芝居があり、また落語の「柳田格之進」を題材にしてるだけにストーリーの緩急も魅力かと。
囲碁は知らなくても大丈夫。知ってたらドキドキが増すと思います。白石監督の醜い部分に肉薄するようなリアルな描写と暴力については少し控えめ。(でも期待通りありますよ!)
私だったら、やっぱり大きなスクリーンで没入しながら観たい映画です。5月17日公開、劇場で是非。
職を解かれ浪人となった格之進と娘のお絹のふたり、江戸の貧乏長屋で暮らしていたが、ある日、旧知の藩士から冤罪事件の真相を知らされふたりは碁敵に復讐することを決意する。
草彅剛扮する扮する格之進、その娘お絹を大好きな清原果耶が演じるほか、これもお気に入りの中川大志が大店のヘタレ跡取り役を、更に最後には討たれる碁敵を斎藤工、格之進。信じる碁友に國村隼ら豪華俳優陣が集結。
これ以上書くとネタバレになるので止めます。
囲碁と時代劇どんな感じのストーリーなのか気になっていて観ていたらとにかく囲碁は奥深ったな〜。
あとは草彅剛さん演じる格之進が大切な人のために戦っている姿がかっこよかったです!
終盤にある小泉今日子さんと清原果耶さんのシーンがとても印象的で感動しました🥲わたし的注目シーンです!
途中首斬りシーンなどもあるので苦手な人は目を瞑ることをおすすめします…本当に少しなのでそこまでグロくはないかなと!
ぜひ囲碁に興味ある方は公開日に観に行ってください!