主演ジョニー・デップ、監督ゴア・バービンスキー、製作ジェリー・ブラッカイマーと「パイレーツ・オブ・カリビアン」のチームが再結集したアクション大作。1930年代にラジオドラマ、50年代にはTVシリーズや映画も製作されて人気を博した往年の西部劇ヒーローを、新たに映画化した。少年時代のある忌まわしい事件の復讐に燃える悪霊ハンターのトントは、自らの悲願を果たすため、瀕死の重傷を負った郡検事ジョンを聖なる力で甦らせる。愛する者を奪われたジョンは、愛馬シルバーにまたがり、白いテンガロンハットと黒いマスクがトレードマークのヒーロー、ローン・レンジャーとなり、トントとともに巨悪に立ち向かう。トント役のデップのほか、タイトルロールを「ソーシャル・ネットワーク」のアーミー・ハマーが演じる。
ローン・レンジャー評論(20)
ちょっと話がややこしかった
内容はそれ程面白くない
主役が豪華だから成り立ったようなもの
アクションシーンはたっぷり
あの馬普通じゃない
2時間半の長尺の間、終始ダラダラと退屈な掛け合いが続く。
物語本編が回想で、現代と行ったり来たりの構成で話が進むのだが、これが更に冗長さを際立たせている。
集中して観続けることが苦行。
気を抜くと居眠りしてしまいそうな映画だった。
全体を通してのストーリーの流れとスピード感を重視する人たちにとっては、見どころはほぼ最後のアクションシーンだけになりますから、非常に退屈な作品であったでしょう。
しかし細かい台詞回しの妙や、仔細な装飾の作りなど、スクリーンの隅々まで見渡してじっくり見る人にとって、冗長さを感じている暇などはないくらいたっぷりとした時間に感じられると思います。
ストーリーの暗い根幹を、繊細な描写とコミカルな演技によって、明るさと密度のあるものに仕立て上げ、積み上げていったものをラスト15分の大味のシーンで一気に消化する。ディズニーだからこそできる、見事な構成の映画だったと思います。
ラストシーンのバックに流れる曲は、ドラマ版のテーマソングにもなった「ウィリアムテル序曲」のオマージュであり、馬と汽車と両方の疾走感を見事に盛り込んだ音楽づくりです。
全体を通して「爽快」であるかどうかは言い切れませんが、間違いなく「痛快」であるし、視点を増やすほど面白く感じる映画です。
これはまた新しい気持ちで、パイレーツの時のような独特な雰囲気のジョニーデップが楽しめる。
予想通りのテンポも良く、配役も良くてとても楽しめた。