南米アマゾンを舞台に冒険好きな青年と、野性の少女の幻想的なめぐり逢いから始る、熱帯林のロマンス。原作はイギリスの博物学者として名高い、文豪ウィリアム・H・ハドソンが、1904年に発表した長篇小説。脚色は「Z旗あげて」のドロシー・キングスレイ。監督は俳優でも有名なメル・ファーラー、彼の監督作品としてはこれが3番目。主演は「楡の木陰の欲望」のアンソニー・パーキンス、「昼下りの情事」のオードリー・ヘップバーン、「拳銃の罠」のリー・J・コッブ、「戦場にかける橋」の早川雪洲、他にヘンリー・シルヴァ、ネーミエ・パーソフ、エッセル・ヘルムズレイら。製作エドモンド・グレインジャー。
緑の館評論(1)
アマゾンの自然映像とスタジオ映像の組み合わせには多分当時としては上手くいってたんだろうけど、みな衣装までも綺麗すぎ。ディズニーアニメにも通じるような雰囲気だ。
それにしても現地人の族長リニが日本人の早川雪舟であることが見事にはまっている。アンソニー・パーキンスがギターの弾き語りをするところもよかった。