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03月14日 台灣上映
嵐(1956)評論(1)
2015/08/25、川崎市市民ミュージアムで鑑賞。
TSUTAYAのレンタルにも在庫がどこにもないようなので、この機会を逃したら観ることができないだろうと思って足を運んだ。
四人の子供の末っ子を産んだ直後に奥さんが亡くなり、男で一つで子育ては無理ということで親戚などにバラバラに預けていた子どもたちを、呼び戻すことにして、女中さんと一緒に子育てに奮闘するという話。
タイトルこそ嵐という風に付いているが、今時のドラマみたいに特別子どもたちも非行に走ることなく、どこの家庭にもあるようなちょっとした兄弟間、親子間のいさかいを繰り返しながらみんな真っ直ぐ育っていく過程を丁寧に描いている。今じゃこういう作品は作れないだろうなあ。
ちょっと睡眠不足だったせいもあって、途中眠くなったりしたけど、鑑賞後、清々しい気持ちになれるいい作品でした。
ところで、映画の中で末っ子の未子が初潮を迎えるシーンが有るのだけど、その時が17歳ということに驚いた。今の娘ならおそらく、小学校の5,6年から中学生くらいでしょう。しかも作中で田中絹江演じるお手伝いさんのばあやに、今時の娘は早いですね、とか言われちゃってるし。当時はほんとにそんなに遅かったのだろうか、食糧事情でそんなに変わるものなのかな。