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パブリック 図書館の奇跡評論(20)
-図書館で、年老いた、我が国の繁栄を築いて来た方々が”公共の席でぼんやりと”過ごすお姿を、頻繁に目にするようになって、十数年が経つ・・・-
■今作品で印象的なシーン
・シンシナティの図書館員スチュアート・グッドソン(エミリオ・エルテベス:痩せてる)が、大寒波が迫る中、路上生活者達を見る悲しげな目。
そして、その理由が徐々に明らかになる過程。
・愚かしき検察官(クリスチャン・スレーター:嫌みな役が実に上手い)の市長選を意識した言動。
-底の浅い男であるなあ。
グッドソンの、彼に対する"要求"が、良い。
”図書館の玄関前で凍死した男性の寒さと無念さを身体で知れ!”-
・図書館で日々"生活"するリーダー格の黒人男性のセリフ。
"俺達は退役軍人だ。国に尽くして来た。その結果が、これか!"
-日本は、どうだろうか・・・ー
・ビル刑事が、路上生活者にある想いを持つ理由が、分かるシーン。
・テレビリポーターの女性が、グッドソンのメッセージの意味が分からず、彼を立て籠り犯だと誤ったリポートをした時、彼の部下の女性マーラが投げ付けたセリフ"お天気リポートも無理だね!"
・グッドソン達が、図書館に立て籠った時の姿。又、彼をかつて助けて、図書館員として採用し、普通の生活者に戻した上司の行動も、沁みる。
-皆が、食事を受け取る時、"ある1名"を除いて整然と並んでいる。彼らは暴徒ではない・・。その1名の父親は・・。
”オピオイド中毒なんて、息子を甘やかし過ぎたんじゃないの?アレック・ボールドウィンじゃなかったビル刑事!”-
・路上生活者達を凍死させない為にグッドソンが、ある決断をするシーン。
〈言葉無き、武器無き、彼らの、全てを脱ぎ捨てた抗議の姿。高らかに歌う姿。
胸が熱くなってしまった。
民主主義最後の砦で、働く人々の気概を感じた作品。
"グッドソン、あの聡明な彼女と早く、幸せな生活を!"〉
いやあ、面白かった。前半はエンタテインメント的に面白かった。そして後半は、2極化するアメリカ、新自由主義という言葉のもとで、よりいっそう虐げられている底辺層の人々を描く社会派映画として、面白かった。終わってみれば、"真面目" だ。めちゃくちゃ真面目だ。真剣に考えた。
底辺層が自ら呟く「連中にすりゃ、怠け者の集団さ」というセリフが強烈。「失業したのが運の尽き、さ」という言葉が全てなのだろう。そこからホームレスまで転げ落ちてしまうアメリカという国。
政治家にもマスコミにも投げかけられる「ショーは終わりだ」という厳しいセリフ。自分の名声とか視聴率のために、底辺層の話をするのはおしまいにして、真面目に話そう、という意味だろうか。
転げ落ちた人々が、あまりの寒さ、死と隣り合わせの寒さから、我が身を守るために声をあげと、というのがこの映画だが、巻き込まれる図書館員の経歴が工夫されていて、彼らの代弁をするところが、この映画の工夫かな。これによって、観ている俺たちが、どう考えるかを問われる。
ホームレス達が言う「存在を伝えるか、黙るか」だ。ホームレスの存在を知ってはいるが、彼らがものを言わないことをいいことに、考えることすら怠っているのではないか。自らを、振り返らされる映画だ。
ここでも「怒りの葡萄」だ。セリフでは「米国では、小学生の必読書よ」と言われていたが、「21世紀の資本」でもその映画が流れていたように、今現在、資本主義の中にいる者は、忘れてはいけない内容なのだろう。自分も未読なので、この夏に必ず読もう。中学生の課題図書みたいだな。
looking for miracle (奇跡は、見つかりますか?)という映画なんだね。皆で考えて、見つけたいよね!
ホームレス問題、公共施設利用の差別問題など扱う題材は難しいですが、ストーリー展開は軽めで楽しい映画です。
寄付がいっぱい集まってきたシーンは心が温まりましたし、全裸で降伏するシーンは爽快でした。
大寒波に襲われた街で、ホームレスのシェルターも全く足りない状況で、行く宛のないホームレスたちが図書館を占拠する。今追い出されたら寒さで死んでしまうという状況で、図書館司書たちは彼らとともに図書館に立てこもる。検察は法を執行しようと彼らを追い出そうとする。
表現の自由や情報アクセスの自由を守るだけでなく、図書館は今、貧困で家を無くした人々の命をも守っている。タイトルの「パブリック」のあるべき形がここには描かれている。
作風はちょい古い感じで好きです。ただ、脚本がいまいちかなと。ホームレスという題材についてもどうしても自分は『自業自得だろ、努力してんの?』という考えにいたってしまう。