おとうと
プロット
日本
01月30日 2010 台灣上映
おとうと(1960)
プロット
日本
11月01日 1960 台灣上映
おとうと(1976)
プロット
日本
12月25日 1976 台灣上映
うまれる
プロット
日本
06月23日 2023 台灣上映
猫と、とうさん
プロット
アメリカ
07月28日 2023 台灣上映
うかうかと終焉
プロット
日本
10月13日 2023 台灣上映
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ミステリと言う勿れ評論(10)
まず、主人公のキャラクターがいい。
こういううざくて面倒臭そうで癖が強いところが本作の内容にマッチしていると思う。
展開もテンポが良くてなかなか良い。
観客も平日の昼間としてはかなり多めでした。
主人公の名前、「整苦悩」だと思っていました。
最後の最後に続きの映像・会話があります。
広島編の物語を基本的には忠実に映像化している好印象の作品だった。正直、大筋のあらすじ以外はあまり覚えていなかったので、一つの作品として十分に楽しめた。
個人的には、近年のTVドラマ版からの劇場版作品では最も好きな作品。
出演している俳優陣も主役級の実力派俳優が勢揃いしているので、作品の世界観に没入できた。
ドラマ版の続編を見てみたいが、原作ストックが少ないので、現実問題難しい気はする。
まあ鬼が混ざることも有るだろうと思わせる。
配役的にあああいつが、は仕方ないけどちょっと惜しい。
でも感動するお話になってた。汐路ちゃんも良かった。
旧ドラマと前後で繋げる良い構成。最近特番で再放送?ぽいのをやってたけど見入ってしまった。ドラマ始まらんかな。
道具立てや設定は横溝正史のおどろおどろしい雰囲気を借りているが、無意味に連続殺人が起きる訳でもなく、現代的でスッキリした物語の展開は好感が持てた。テレビシリーズと直接的な関連はないが、登場人物についての説明的なものは一切ないので、特に主人公の人物像を知っておきたければ、コミックの第1巻を読んでおいた方が良い。
登場人物のキャラ立てや物語の展開の見事さはこのシリーズの売りであり、こういう話が組み立てられるのであれば、今後いくらでもドラマや映画が作れそうである。各人物の抱えた闇を話の牽引力として次の展開へと導くやり方も見事なものであった。「確信犯」という言葉は誤用が多いが、本作では「犯罪と思わずに信念を持って犯行を行なってしまう」という本来の意味での確信犯を目にすることができる。
それにしても、旧家の秘密に気づいてそれを演劇の脚本にするという行為は、どう考えても自殺行為に思える。フリーメイソンの儀式を口外すれば命をもって償わさせられるそうだが、この場合も同様な危険な香りがしたはずなのである。
配役は見事の一言であるが、特に狩集汐路役の原菜乃花は素晴らしかった。彼女がいなかったら、本作のビジュアルは相当違ったものになっていたはずである。オーディションでの選考というのにも驚いた。彼女が応募してくれて本当に良かったと思う。その他の配役も非常に豪華で、主役級が多数出演していた。原作の久能整は、必ずしも菅田将暉のイメージではないが、既にしっかりと定着してしまった感がある。
脚本家や音楽担当はテレビシリーズと同じで、非常に手堅いものを感じた。劇伴のクラシック曲の選曲も的を射ていたと思う。
(映像5+脚本5+役者4+音楽4+演出5)×4= 92 点