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ウォーハント 魔界戦線評論(1)
“I’ve got some things going on in my life so that [boxing has] sort of
saved me from myself,” Rourke told Russian TV. “And for a man like
me, it’s better to live in fear than go on in shame.”
8年ほど前にイギリスで200年続く新聞紙The Guardianにミッキー・ロークがロシアでのプロボクシングで勝利後の地元ロシアのテレビ局とのインタビュー記事の一文が載っていた。
何故こんなことを載せるかってか? それは...
ハリウッドでは彼の容姿から最もセクシーな男性ともてはやされていた時代があった。でもその時はそんなことで好きにはなれなかったけれども現在は整形手術を繰り返し行ったことで個人的には彼の姿が見るに堪えられないほど変貌したことで今までは彼が出演している映画は避けていたのが本当のところ...
※この整形を繰り返した理由は、始めはボクシングで負った古傷を治すためだったけれどもどうも最初の施術が失敗に終わり、それをまた修復するという繰り返しが泥沼になってしまったと後から知ることに
それに加えるようにイギリスのオンライン新聞The Independentでは「ミッキー・ロークの顔の変貌ぶりはハリウッドの自己崩壊の象徴である」と見出し記事に書かれていたけどその新聞を読んでみると彼に対するオマージュの部分もあり決してロークをけなしている訳でもなかったが...幼い時から前歯を失っていた彼はこんなことを語っていた。
“I had my career going, about 10 years ago, in the right direction,”
he said. “I started not liking the business, and not liking myself. I
was slowly self-destructing at a pretty fast rate. I felt like I didn’t
belong doing what I was doing, meaning the acting. I felt some
sort of guilt about being successful at it.”
『アイアンマン2』以来10年以上の間、話題は映画ではなくてパパラッチに撮られた彼の顔写真とされているのは、ある意味正しいのかもしれない。
でもこの映画のおかげで彼の出演している映画を見ようかなと思う良いきっかけとなった事だけは言っておきたい。
あっそうだ!? この映画について書くのを忘れていた。
悪魔の使いのカラスが集合体となって血を吸う魔女に変身をし、銃や機関銃で撃たれれば元の個体のカラスとなって分散し弾をよけていたけど終盤にミッキー・ローク演じるジョンソン少佐が出てきたあたりからけっこうあっさりとやられてしまい、なんかミッキー・ロークの引き立て役にも見えて、しかも彼がラストはいい感じのいいとこどりもしている。
そんな中、軍服を着ていたせいか?最初誰だか気付かなかったテレビを中心にたまに映画にご出演のロバート・ネッパーも60代とは思えないアクションもこなしていたことにパチパチと拍手を送りたい気持ちにもなったが、この人、いつものように嫌われながらの個性的演技は永遠に不滅です。
ウォーハントなんて洋風な題名に魔界戦線って中国や東南アジア風な題名をミックスした面白そうな内容に見えたけれども所詮は題名と同じに中途半端な訳の分からない代物と言った方が良いのかもしれない。 特に大ラスはこじつけが酷すぎるのと続編を作る気満々の締めくくり方はいつものくだらない映画に成り下がってしまっている。