今はちょっと、ついてないだけ
プロット
日本
04月08日 2022 台灣上映
いっちょらい
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日本
06月17日 2023 台灣上映
バルニーのちょっとした心配事
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フランス
10月19日 2002 台灣上映
馬鹿っちょ出船
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日本
08月21日 1965 台灣上映
私たちが好きだったこと
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日本
09月06日 1997 台灣上映
欲しがり奈々ちゃん ひとくち、ちょうだい
プロット
日本
10月02日 2021 台灣上映
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ちょっと思い出しただけ評論(18)
クリープハイプの「ハイプ」を取ったという映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』を昨年、尾崎世界観が制作。そこから映画にしたという。コロナ禍でマスクをしているシーンはあるものの、時代を記すためのアイコンとして機能している。
最近良く見るエモエモ系の寂しいラブストーリーかと思ったら、結構ベクトルは違うと思う。 7/26を繰り返していく中で変わり続ける関係を細かく描いていく。凄く2人芝居であるのだけど、2人の人生の中にいくつもの人がクロスしていって、その変化に驚きと優しさを覚えながら進んでいく。
キャストも割と出ているが、タクシーの乗客によるワンシーンが多め。しかし、河合優実さんや尾崎世界観さんといった方の変化も帯同していることで、経過に気づきをくれる。エモいんだけどハマりすぎてちょっとシンプルに感じた。随所にモチーフとなった作品の色を感じさせているっぽかったので、あとで観たい。
何処まで言っていいのか分からないのでこの辺で。下にネタバレ付きでQ&Aの箇条書きを記しておく。ヤングアダルトに響く優しい言葉、最後に腑に落ちる感覚がたまらない。
絶品だった。
タイトルからある通り、結末はわかっていて、最初にそれも観客に見せてしまい、テープを巻き戻すように少しずつ過去に遡っていく。
結末がわかっているから、過去を遡る度にどんどん味わい深くなる映画であり、今は過去の積み重ねから生まれるとでもいうのか、映画冒頭のやばいくらい説明不足な味気ない映像の意味が、さまざまな時系列の過去の映像を見進める度にどんどん判明していく。
永瀬正敏とかあの辺は無駄な気がするし冗長な気はするが、ニューヨークの屋敷など、脇役もすごく光る良い映画。屋敷、俳優に向いてるなとびっくりしてしまった。自然体でとてもよい。
演技が超絶技巧派なので個人的大ファンである池松壮亮のほうは、なんだか今回は演技演技しすぎているというか、なんか浮いたセリフまわしが多くて、あまりはまらなかったが、伊藤沙莉はすごくうまく感じた。
大人向けビターな作品で、大変好みでした。ラストシーンがしばらく忘れられず、エンドロールでも頭の中で映像が反芻し続けました。
余韻がある映画なので、続けて映画みるなら時間空けた方がいいです。
松居大悟監督の誕生日にワールドプレミア、意図的かどうかはともかく、それは大いに意味のあることだったわけです。
色々考え抜いた作品だと感じたけれど、あまりオリジナリティというものは感じませんでした。色んな要素を咀嚼しながらエンタメ映画が出来上がっていた印象です。
楽しければいいんでしょう。
とすると、個人的には、もっと早い終幕でも良かったのでは?と思ってしまいました。ただ長くそして切なさが大きくなって終わってしまったなぁという勝手な思いなのですが─。
今日は久しぶりに天気が良いから、同居人が掃除機を引っ張り出して、いつも絶対にしない掃除をしている。本当は朝早くにモップで掃除済みだけどな。言えないで「ありがとう」。
体調が良くないからテレビがうるさくて消した。同居人は不在にして見ていないのに、消すと怒る。しぶしぶ黙ってつける。
そんな午前を過ごしてここに座っている。
ベッドルームの日めくりカレンダーは11月9日のまま。まだめくれない。
私が映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』を観たのは今年の9月11日。
参加したライブ「クリープハイプの日」で新曲として演奏され、印象が強く、観てみたいと思った。
世界のあらゆる街の同時刻、タクシー車内の描写。
人の崇高さ、孤独、先入観の怖さ、言葉の暴力、そしてあたたかさ、救い。
タクシーは人の本質があらわになる独特な場所。
クリープハイプの曲「ナイトオンザプラネット」が原案というこの映画を観た。
余計な説明がなくて、観る側に投げてくれるのが心地よい。
「?」と思いながらついて観ていくと、いつしか照生と葉の心をなぞっている。
クリープハイプの曲は映画に添えられる、というよりも、寄り添って溶けている。
演奏シーンもあり嬉しい。
映画側から捉えるクリープハイプは初めてで新鮮だった。
フォトアプリで「~年前の今日」みたいな写真を見せられる。ほとんど忘れている。
誰しも思い出せる恋愛があるというけれど、私はそれは35年前のもの。
写真は1枚も残っていないし、楽しい思い出よりも別れの時の嫌な思いしか残っていない。
東京の夜は明るくて、闇は貴重たが、ひとり暮らしには大敵。
かつての私も人のぬくもりを求めて街に出た。
たとえそれが本物ではなくても満たされた(気になっていた)。
主人公二人の日々は本物だ。出会えたことが羨ましい。
この映画で時をさかのぼることで伏線を逆に追うことになる私たちは、
ラストで胸がいっぱいになり、どうしようもない希望を持つことになる。
クリープハイプを愛し、ずっと曲を聴いている私には、最高の贈りものだった。
尾崎さんのあの目が忘れられない。
上映後、迷わず観客賞に投票した。