かつて潜伏キリシタンがいた長崎県佐世保市の離島・黒島を舞台に、女子中学生と教師の淡い恋を描いた短編作品。佐世保市で暮らす中学2年生のリッちゃんは、両親の離婚に伴い、2学期から東京へ転校することに。国語教師の健ちゃんに思いを寄せるリッちゃんは、夏休みに彼を追って黒島へやって来る。かつて迫害されたキリシタンが潜伏した黒島で、愛する健ちゃんとの恋を実らせるべく奮闘するリッちゃんだったが……。リッちゃんを「サムライせんせい」の武イリヤ、健ちゃんを「ナポレオンと私」の笈川健太が演じた。監督・脚本は、短編作品「春」で注目を集めた大森歩。あいち女性国際映画祭2020でグランプリを受賞した。
リッちゃん、健ちゃんの夏。評論(1)
両親の離婚で東京に引っ越すことになった中2の女の子が、佐世保の黒島で暮らす先生の家で過ごす様をみせていく展開だけど、あらすじを読んでいないとちょっと設定が判り難い。
先生、というか健ちゃん好き好きアピールも、大人な健ちゃんは素っ気ない…のかと思ったら、案外ノリノリ?ってオイッ!!!
リッちゃん目線で見たらちょっと甘酸っぱい話だけれども、タイトルに一応健ちゃんも入っている訳で…健ちゃんはただのクソ野郎じゃないっすか!?
ダメな側がみえてしまい、というかそちらのインパクトが強く残ってしまった。