罪の声
プロット
日本
10月30日 2020 台灣上映
アルチバルド・デラクルスの犯罪的人生
プロット
メキシコ
11月23日 1996 台灣上映
ミーシャ ホロコーストと白い狼
プロット
フランス・ベルギー・ドイツ合作
05月09日 2009 台灣上映
キング 罪の王
プロット
アメリカ
11月18日 2006 台灣上映
罪の余白
プロット
日本
10月03日 2015 台灣上映
ウディ・アレンの重罪と軽罪
プロット
アメリカ
04月06日 1990 台灣上映
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ホロコーストの罪人評論(20)
こんなストレートな表現は、かえって新鮮で怖かった。
連行されたユダヤ人目線で物語が進む。
前半はボクシングを楽しみ、家族を大事にする普通の日々、そして結婚式など、主人公の幸せの描写。
それが後半、突然の暗転。
友や信頼する自国の警官たちに騙され、裏切られる。
何の説明もなく連れていかれて、戸惑っているうちにそのままガス室送り。
命令はナチスだが、連行を主導したノルウェー人の秘密警察の連中……特に副署長は、戦後もそのまま警察の仕事をしていたとのこと。
ノルウェーが国家として責任を認め謝罪したのが2012年とはいえ、この警察副署長が戦後に死刑ならなかったのが、理不尽に感じられてならない。
ナチスへの協力者は数が多すぎたからだろうし、当時のナチスに逆らうのは困難であったという事情は考慮されたのであろうが。
調べてみると、ナチス占領下の国家公権力者は、ほとんどユダヤ人狩に積極的に関与していたらしい。
保身の裏返しとともに、どこか差別的意識があった可能性が高い。
そんな自らの過ちを認め、二度と繰り返さない、裏切らないということの必要性を説いていた。
だからきっと、この映画はノルウェーで作られたことに意味があるのだろう。
だからこそ、エンドロールで語られた内容を踏まえて、ラストに「今どうなっているのか?」「繰り返さない努力をしているのか?」といったことを映像として見せてほしかったとは思いました。
そこが物足りなさにも感じました。
命令に反く恐怖は何故にここまで人を縛るのか。
どのホロコースト映画でも島国の日本人には理解しがたい。
ここで700人強のユダヤ人がつかまった一方で、千数百人は隣国スウェーデンに逃げ延びる。
スウェーデンはユダヤ人を捕まえない国だったと思われる。
印象的なのは船で運ばれ最後貨車でアウシュビッツに到着し、家族が束の間の再会を果たした後。
そのまま女子供年寄りはガス室へ直行なのだ。
何分だったろうか、無音。
何が起こるかわからないままただ黙々と指示にしたがうスクリーンの中の無言の人々、映画館の暗闇で何が起こるかわかっている我々観客を 無音と言うBGMが包むのだ。
でも、この作品からは日本も向き合えるきっかけの様なものがあった気がしました。ドイツに占領されたとは言え、全力でホロコーストに加担したノルウェー。そのノルウェーが、「忘れてはいけない」と作った作品。実話ベース(最後まで知らなかった)なので、抱えた重苦しさが半端無く、ラストの老夫婦の歩みの中にある「なぜ??」にスクリーンの中も外も答えられない。してしまった事をシャープに記憶していくのも大事なのだと、改めて教えられた映画でした。