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クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち評論(5)
何がしたいのかサッパリ分からない
あと、挿入音楽が最悪。
やっとの事で最後まで見た。
グロさとアクション、そして物語の発想に関しては合格点なのだろうが、いっそのことホラーにするとか、続編扱いしなければ納得できたのかもしれない。
〈2004年6月映画館にて〉
ストーリー: 55
キャスト: 70
演出: 70
ビジュアル: 75
音楽: 65
宗教団体は彼らだけの価値観や信条があるから、時々狂信的なものたちが出てくるのは理解できる。だがキリストの弟子と職業が一致する人々が出てきたり、彼らがわざわざ目立つ方法でわざわざ目立つ服装をした暗殺者に殺されていったり、設定があまりにも安直で出来すぎている。現実的な殺人事件の話というより、神秘的で芸術的な話・映像を狙ったのだろうし実際そうなっていたが、同時にわざとらしさも感じる。
正直いって物語はたいしたことない。さんざんこのような前振りをしていた割に、物語が急に現実的な方向に振れてしまう。だったら今までの非常に強い宗教的な雰囲気は何だったのだろうと思った。
でもあまり突っ込みどころを考えずに、前半の宗教的な異常な雰囲気と美しいアクションを見ればそれなりでした。
おどろおどろしさが包むサイコミステリだった前作とは変わりアクションが大増量。パルクールは格好良いけど完全に求めていたものと違う悲しい続編。
「インディ・ジョーンズ」+「ダヴィンチ・コード」的な作品なので好きな人は好きだと思うけど、それを「クリムゾン・リバー」のタイトルを借りる意味…。