灰色の壁 大宮ノトーリアス
プロット
日本
02月25日 2022 台灣上映
長い長い殺人
プロット
日本
05月31日 2008 台灣上映
アンジェラの灰
プロット
アメリカ・アイルランド合作
10月28日 2000 台灣上映
夜への長い旅路
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
日本のいちばん長い日
プロット
日本
08月08日 2015 台灣上映
灰の記憶
プロット
アメリカ
05月24日 2003 台灣上映
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長い灰色の線評論(1)
これは実在した士官学校の教官の軍曹の話だそうで、士官学校の軍曹といえば「愛と青春の旅立ち」でアカデミー助演賞をとったルイス・ゴセット・ジュニアがまず頭に浮かぶ。ここでも軍隊に半生を捧げて陸軍士官候補生を鍛える泣く子も黙る鬼軍曹が登場するのかと思いきや、なんのことはない軽い喜劇で始まる。喜劇部分も古い映画だけあって演出も古くてそんな面白いものでもないし、訓練も日常の描写も士官学校らしい真剣さが見られない平凡以下なもの。
後半になると戦争があったりして真面目な話になってくるけれど、あれがあった・これが起きたというように出来事は家族や士官学校関係の人々との間に交わされる会話の中で説明されるだけで、途中には多少のいい話もあったけれど、直接の描写が殆どないためにのめりこめない。結局のところ、二時間越えの作品の中で、士官学校周辺の人々の会話を描くことを数十年分にわたって延々と続けられただけ。しかも場面は殆ど士官学校の敷地と家の中のみ。マッカーサー・パットン・ブラッドレーといった大物軍人の名前も出てくるが、それも卒業生として名前が出てくるだけで本人の登場はない。これだけ躍動感に欠ける作品だとは思わなかったし、映像の動きに頼らずとにかく終始会話だけで物語を作るという演出が作品をつまらなくしている。そのためもあってか、登場人物にも魅力を感じない。