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血を吸う宇宙 プロット 日本 12月22日 2001 台灣上映
生血を吸う女 プロット イタリア・フランス合作 05月18日 1963 台灣上映
吸血ゾンビ プロット イギリス 06月30日 1966 台灣上映
カメラ プロット フランス 03月17日 1995 台灣上映
女吸血鬼 プロット 日本 03月07日 1959 台灣上映
吸血 狼男 プロット イギリス 06月16日 1961 台灣上映
血を吸うカメラ評論(2)
「血を吸う」などという邦題はどうかと思うが、まったく血が出ないし、グロい映像もない。むしろ、警察の捜査までもドキュメント映像としてカメラで撮りまくったり、「映画監督になりたい」と常に語っていたりと真面目青年を装っているのだ。ただし、ドキュメンタリー好きというより、スナッフムービー好きといった感じであろうか・・・
カメラの三脚にはナイフが仕込んであり、人の恐怖表情がとても好きみたい。女優やヌードモデルたちからもいい演技、いい表情を引き出す才能があるのに、こんな趣味を持ってしまったために人の道を外れてしまうという悲劇。アパート経営もやっているし、生活にも不自由していないのに、やっぱり父親の影響が強かったんだろうなぁ・・・。原題が「のぞき魔」というのもピンとこないが、イギリスでは評判がいいみたい。カメラにも仕掛けがしてあるのだが、それは最後に明かされる。
全体的に色が印象的なLOOKと、不穏な世界観の中にある主人公の純粋に思える変態性が不気味でもあるが、物語はシンプルに衝撃的な描写は控え目に。
完成させたい心理は掴み所がなく、ヒロインの女性を犠牲にはせず、寧ろ存在がウザったい。
古典的なサイコスリラー物として、映像描写の斬新さに古臭さを微塵も感じない。