50% 想看,共 132
評論 | 分享
女吸血鬼 プロット 日本 03月07日 1959 台灣上映
吸血鬼(1932) プロット ドイツ 11月10日 1932 台灣上映
吸血鬼(1967) プロット アメリカ 09月14日 1969 台灣上映
吸血鬼ドラキュラ プロット イギリス 08月02日 1958 台灣上映
吸血鬼の接吻 プロット イギリス 08月13日 1964 台灣上映
ノスフェラトゥ プロット 西ドイツ・フランス合作 12月14日 1985 台灣上映
吸血鬼ノスフェラトゥ評論(4)
オルロック伯爵が全然怖くないです。だから、安心してみれますよ〜。
でも、怖いと思う人もいるかもしれません。
ニーナが美人でした。
時代は19世紀。ヨーロッパにペストが流行したということとノスフェラトゥを関連付け、人々を恐怖に陥れる。今では吸血鬼の恐怖を表現するには直接の噛みつきだと思うが、そのようなシーンはなかなか出てこない。いつの間にか蚊に刺されたという表現なのだ・・・最後に妻エレンが噛まれるのかと思いきや、ノスフェラトゥの陰におっぱいを揉まれるだけだった。
映像はホラー映画の元祖だけあって、稚拙な中にも実験的な編集がいくつも見受けられる。家の中にスーッと消えて入ったり、コマ送りによって扉を自動で開けたり、二重撮影?によって姿を消したり・・・最後には太陽の光と陰で彼の終焉を表現している。
最近のヴァンパイア映画を観すぎているためか、恐怖というものが全く感じられない。ペストの蔓延といったエピソードはちょっと怖いが、結局はノスフェラトゥがペストを蔓延させたのか?棺には呪われた土が必要であり、ネズミもいっぱい運ばれたこともあるだろう。ストーリー的にはペストの流行を吸血鬼に関連付けたといった全体イメージが残る。
序盤に登場したドクロ付きの壁時計が欲しいかも。
見たままではなく、内面の感情を表現する事に力点を置く、つまり後のシュルリアリズムに通じる
絵画で言えばキュビズムが時代や考え方に通じると思う
伯爵が棺からまっすぐに起き上がるシーンは、誰もが知っている名シーンだ
またその吸血鬼のビジュアルも
なぜなら幾多の映像作品でオマージュされ引用されまくってきている超有名なシーンだからだ
その後のありとあらゆる映画に影響を与えていると思う
かといってそれが表現主義的な表現かどうかは別問題だ
物語もそれが表現主義に通じるのかというと首をかしげてしまう
本作はドイツ表現主義の代表作とされてはいるが、らしさはそれほど感じとれない
dTVに上がっていたので映画史のお勉強にと思って観賞しました。公開が約100年前の1922年!1922年って日本は大正11年!勿論モノクロでサイレントです。
今観ると全く怖くないのですが、これを当時観た人はメッチャ怖かったのではないでしょうか?きっと映像を観るって事自体がレアな体験でしたでしょうし。ノスフェラトゥさんのあの何者かわからない存在感といい、影だけ写して襲って来てるのを表現する手法といい、色んな事を創意工夫していて、現代まで連綿と繋がるホラー映画を産み出した作品と言えるでしょう。
現代ではヴァンパイアって犬歯が長いのがデフォルトですけど、最初は前歯が長かったんですね。だからノスフェラトゥさんの見た目はネズミ感半端ないです。ネズミいっぱい引き連れてましたし。自分で棺桶背負ってお引っ越ししてる姿もグッドでした。
古い映画ですし、正直何がどうなった?って思ってしまうシーンも多々ありましたが、ここから全てが始まったと思うと、何だか感慨深い物がありますね。本作から100年で映画の表現って物凄い拡がりをみせて現代に至るのですが、映画好きを語るならその原点となる作品としてチェックして損はない作品です。