アメリカン・スウィートハート
プロット
アメリカ
03月02日 2002 台灣上映
アメリカン・パイ
プロット
アメリカ
07月01日 2000 台灣上映
ビッグ・アメリカン
プロット
アメリカ
01月01日 1977 台灣上映
アメリカン・ナイトメア
プロット
アメリカ・イギリス合作
09月29日 2001 台灣上映
アメリカン・スナイパー
プロット
アメリカ
02月21日 2015 台灣上映
アメリカン・マッスル
プロット
アメリカ
01月27日 2015 台灣上映
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アメリカン・ビューティー評論(20)
核家族の崩壊を描いた作品。皮肉たっぷりのタイトル。隣の家の盗撮青年の顔が本物の奇人って感じで気持ち悪い。
夜遅く見始めてのめりこみました。
なんだろう、この世界観は。
上空から町を見下ろす浮遊感のあるカメラワークと、中年男性のとつとつと喋るナレーションからはじまり・・・。
登場人物は、極端なほど分かりやすいです。
話はドラマでよくありそうな題材(思春期の葛藤、不倫・浮気・セックスレス、中年の憂い、物質的追求・権威性がもたらす成功への疑問符など)なのですが。
どこか含みがあり、重厚感がある。
町山さんの映画評論を見て、一気に謎が解けました。
陰影を過剰なまでにつけた撮り方!そこに登場人物1人1人の心の闇や影を感じとって、あの幻想的な感覚や狂気を覚えたのかと。
よくある"日常性"と、相反する"違和感"に魅せられます。
確からしい答えがありそうで、解けないもどかしさ。
好きな世界観でした。
この作品のレビューは難しいです。
良さは確かに感じるのですが、それを言葉にすると今ひとつピンとこない。核心をつけず・・・。もっと表現力を磨きたいと痛感しました。
全く知らなかったがアメリカ産の薔薇の名前だそうである。
劇中、頻繁に表れる”アメリカン・ビューティー”の真っ赤な花弁。
当時の資料を読み直すと、”アメリカ人の夢は、テニスコートの半分もあるような前庭に、この紅い薔薇を植えて、朝食の食卓に一輪飾る事”というコメントがあった・・・。成程。
又、スティーブン・スピルバーグが”一切、リライトせず、この脚本(アラン・ポール)通りに映画にするように”と指示したとも書いてある・・。
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42歳の冴えない主人公、レスターを演じたケビン・スペイシーはこの役を初めての ”待望の普通の男” だったと当時言っている。(いやあ、普通の男ではないだろう!と軽く突っ込む。)
妻キャロリン(アネット・ベニング)と娘ジェーンから人生の敗北者として軽んじられているレスターは娘ジェーンの友人、アンジェラに一目惚れ(おいおい・・)をしたことで、リストラ対象になっていた会社を自分の意思で辞め、いきなり体を鍛え始める。(アンジェラの言葉がきっかけ・・)
そして、彼の娘ジェーンを主に彼らの姿をビデオに収める隣家の息子リッキー。そして、彼を監視する父フィッツ大佐。
だが、リッキーは時折、レスターに最上のマリファナを売っている・・。
ー個人的には、当初不気味に見えたこの家庭が、一番まともだったと思う・・。元海兵大佐フィッツの口癖は”人間は世の中のルールに従って生きるべきだ!”である。-
そして、レスターが念願叶って、アンジェラと結ばれようとした時にアンジェラの口から出た言葉・・・。(どこまでも、シニカルであるなあ。)
[劇中様々な形で出て来る”赤色”]
・彼らの家の赤い扉であったり、
・開き直って会社を辞めて、レスターが働き始めたハンバーガー屋のユニフォームであったり、
・レスターが憧れていたスポーツカー:ファイヤーバードの色であったり、
・そして、ラストの・・・
<虚飾に満ちた人々の生き方を、とことんコミカル&シニカル&アイロニー風味で描き出したサム・メンデス監督の記念碑的作品。
エンドロールで流れる、エリオット・スミスの美しいビートルズカバーの”BECAUSE”が、今作の余韻に浸らせてくれた作品でもある。>
<2000年5月 劇場にて鑑賞>
<2020年4月11日 DVDにて再鑑賞>