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SHINOBI評論(15)
その時から思ってたのだが、相当原作と違うのだろうと。
しかし、Wikipediaで原作のあらすじを見てみると、脚色点は多々あるようだが、一応は原作通り話は沿ってある。
即ち、
伊賀と甲賀、敵対する2大忍者勢力。
朧と弦之介、それぞれの後継者である若い男女の許されざる恋。
徳川の命により、存続を懸けて、それぞれ選ばれた5人の忍びが闘う。
その中に、朧と弦之介も…。
だけど、原作未読の者でもコレジャナイ感を感じてしまう。
山田風太郎の原作『甲賀忍法帖』は、闘う事しか出来ない忍びの者の哀しき運命(さだめ)や『ロミオとジュリエット』的悲恋もありつつも、もっと忍術や妖術や奇術のエンターテイメントだと思う。
勿論本作も、それらを駆使して繰り広げられるアクション・エンターテイメントではあるが、一体どの層をターゲットにしているのか。
美形スターや悲恋やスタイリッシュなアクションで若者向けだが、原作の『甲賀忍法帖』に慣れ親しんだオールド・ファンが見れば青臭い作りに辟易するだろうし、忍者アクションに期待して見ればショボいワイヤーアクションや拙いCGはもうちょっと何とかならなかったものかと思う。
かと言ってメインターゲットである若者も楽しめるかどうか疑問で、結局はミーハーなファン向け。
作りも狙いも何とも残念な運命(さだめ)…。
豪華実力派たちによる個性的なキャラは見てて面白い。中でも、椎名桔平の怪演とセクシーな黒谷友香。
だけどやはり、仲間由紀恵。
仲間由紀恵の美しさを見るのならばほぼ満点。
『TRICK』や『ごくせん』などコミカルな役が人気だが、こういうシリアスな役をやると、その美しさが際立つ。
時代モノも合う。
改めて、見惚れるね~。
9割くらい忍者同士のバトルアクション。
朧(仲間由紀恵)と甲賀弦之介(オダギリジョー)は恋人同士。服部半蔵正就より甲賀と伊賀5対5で戦うよう下知が出る。戦いを避けようとするが、忍というものは武器であり戦う為のもの。伊賀と甲賀のトップ同士が相討ちで死んで、それを引き継き、朧と弦之介がそれぞれの頭となって戦うことになる。
泰平の世で忍者が必要なくなったから、潰し合いさせる。みたいなのが実際のところ。
ずっと戦って朧以外みな死ぬ。
最後は朧が自分の目をつぶして命がけの訴えで忍者の里への攻撃を止める。
悲しい話。
でも、映画である必要性は感じなかた。
Tvドラマで、もう少しキャラを掘り下げてほしかた。
ストーリーのおかげで、ある意味気軽に観られる映画になっている。
伊賀と甲賀が力を合わせれば、徳川に勝てると思うが(笑)
ラストで目を潰した仲間由紀恵が、目を開くのはどうかと(^_^;)
ひょんな事から、バジリスクの実写版映画がある事を知り
契約しているVODに作品があったので観ました。
原作を知っているので、ちょっと違うストーリーとキャラ崩壊にはガッカリですが
大まかな内容としては合っているので良いかなと思います。
個人的には朧、夜叉丸、天膳、蛍火、陽炎は原作のキャライメージを守れてたかなと思います\(^o^)/
左衛門と念鬼にはキャラ崩壊しすぎて・・は??誰?みたいな(笑)
小四郎に至っては原作は伊賀側なのに映画では甲賀側だし
普通に手裏剣が得意な人になってるしwwww
でも原作ファンにしか分からないネタが満載でした\(^o^)/
天膳が小四郎の木彫り持ってるのワロタww
室賀豹馬が地虫十兵衛の星占いやってたり・・・
原作ファンにはニヤニヤもんでした(笑)
当時の最新のVFXとCGですが、とっても違和感ありますww
でも邦画にしては頑張ってる方じゃないでしょうヵ。
好きな人と戦わなければならない運命・・・
悲しいですね。。。(TдT)
忍者版ロミジュリってとこでしょうか。
原作を知らないで見るとつまらない映画だと思います。
知ってから見るとちょっとニヤつくww
それだけかな(笑)