僕のスウィング
プロット
フランス
01月18日 2003 台灣上映
ファイティング・キッズ
プロット
アメリカ
01月23日 1993 台灣上映
KIDS=ZERO キッズ=ゼロ
プロット
日本
10月18日 2014 台灣上映
チャーリーと14人のキッズ
プロット
アメリカ
12月20日 2003 台灣上映
チャレンジ・キッズ 未来に架ける子どもたち
プロット
アメリカ
05月28日 2005 台灣上映
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スウィング・キッズ評論(20)
予告で期待値ぶち上げて、評判の良さもそれに拍車をかけ、
かなりワクワクして観にいきました。
良作ばかり出て演技力の高さに毎回驚かされるEXOのD.Oに今回も魅了されました。
そしてとにかく音楽とカメラワーク、演出が素晴らしい。
タップダンスにノリノリな気分になり、韓国らしいコメディ部分で笑い、戦争の非情さや現実に恐怖して、様々なキャラクター同士の関係性に微笑んだり切なくなったり。
心に残るシーンがとても多かったです。
ジャクソンがクリスマス公演の前に、メンバー紹介をするとき、戦争がなかったときの彼らの人生を想像して、すごく胸に残った。
戦争がなかっただけであり得た人生や夢や思い出があって、しかし戦争がなければ彼らは収容所で出会いダンスチームを組むことはなく…
戦争という原因で出会うしかなかった彼らのことが、ただただ切なくなった。
ただ本当に残念だったのは、
構成がイマイチだったこと。
ラストを考えても、もっとチームの絆やキャラクターを描くべきだったと思う。
私的にはそれらが収容所の現実や戦争の悲惨さ、意外な黒幕?などに負け過ぎていて、ラストにあまり心を打たれなかった。もちろん辛かったけれど
役者さんも良い感じ。
しかし、脚本が色々詰め込みすぎでは…
兄さんと悪役が漫画キャラみたいだし、
登場人物たちの背景の描きこみが浅くて、
色々な出来事も雑な展開に見えてしまう。
ラストの出来事自体については良いと思うんだけど、
それまでが浅く感じられたため、
その力が弱まってしまった気が。
色々ともったいない気がしてしまいました。
1951年、朝鮮戦争時、韓国巨済にあった米軍の捕虜収容所が舞台。
収容所には、北朝鮮の捕虜(ロ・ギス達。但し、捕虜になった理由は微妙に違うし、そこが後半効いてくる。)
収容所のイメージアップを図る、ロバーツ所長の指示の下、
1.ブロードウエイの素晴らしさを語る、元タップダンサーの米黒人下士官 ジャクソンをリーダーとして、
2.ロ・ギス(D・O) 北朝鮮の捕虜。行方不明の兄と共に英雄視されているが浮かない顔。北朝鮮のイデオロギーに共感出来ていない。天性のダンスの力量を持つ。
ーあの、高速コサックダンスはCGですか?、自分で頑張ったんですか?-
3.両親を失い、家族を養うため語学力を武器に、通訳兼ダンサーとして活躍する気丈な女性ヤン・パンネ。ロ・ギスより少しだけ年上。
-健気で、芯が強く、可愛い。-
4.戦争の最中、妻と生き別れになってしまい、有名になって妻と再会するチャンスを得るためにチームに参加したカン・ビョンサム。
-泣き虫だけれど、良い。-
5.太っているが、栄養失調という訳の分からない設定のシャオパン。中国人。ダンスの切れは凄いが少ししか続かない・・。
-この人、絶妙にダンスが面白い。-
彼らが、収容所のクリスマスパーティーでのメイン舞台を務めるために、即席ダンスチームを結成し、純粋にダンスをする楽しさに目覚めていく姿を、
彼ら以外の人物の”様々な思惑を絡ませながら”描き出していく。
彼ら5人が国籍、思想の違いを、ダンスをする楽しさの中で”一瞬だけでも”忘れ、ひたすらに踊る姿が神々しい程に美しい・・。
<タップ・ダンスの美しさを随所で見ることが出来、大満足。デヴィッド・ボウイの”モダン・ラブ”が大音量で流れたシーンでは大興奮。
けれど、ラストはとても切なくて・・。
朝鮮半島の現在の状況を鑑みても、切なさは募るばかりである・・。>
最も苦しい時代に最も不釣り合いな人たちが出会い
“ダンス”という一つのキーワードで
幸せをつかむために必死に生きた寄せ集めダンスチームの物語です。
韓国の悲劇の歴史である朝鮮戦争を背景に
皮肉なことに、最も胸がときめく行為である
“ダンス”というモチーフを通して
戦争とイデオロギーについて語りたいと思いました。
どこか頼りないけれどもダンスへの情熱だけは最高の
寄せ集めダンスチーム、
一緒に踊りたくなり、思い切り応援したくなる
スウィングキッズのステージにご期待ください。
監督 カン・ヒョンチョル
韓国らしいコテコテの胸熱モノを期待していましたゆえ、前半戦がちょっと物足りなくて。これがデビッド・ボウイのモダン・ラブでテンション爆上げ。Kwang-gook登場からは「南北ネタになるとマジシリアスになる韓国」でハラハラドキドキ。しかも、まさかのバッドエンド。しかも相当キツいし哀しい。と言うか惨い。
劇中「共和制も民主制もソ連とアメリカが持ち込んだ」的なセリフがあります。そうなんですか?二つの政府も開戦も分断も、全部を他国のせいにしちゃダメでしょうに。イデオロギーなんか無ければ戦争は無い、なんてことは無い。
いずれにしてもファック・イデオロギー。戦争の理由になってしまうイデオロギー、と言うより、理由にしてしまう人達にファッーーク!
モダン・ラブをバックに、止むに止まれぬダンスで水たまりを踏みつけ砂埃を上げ、一心不乱にステップを踏み続けた若い二人は、自動小銃の弾を浴び倒れます。パンネまで犠牲になってしまい呆然。ただ自分が生きたい様に生きようとしただけなのにね。
捕虜収容所で虐げられた者の記録は、同じアメリカ人である黒人が虐げられる側にあり。Freedom Hallでダンスバトルするジャクソンとロ・ギスと、それをのぞき見する三人の姿が涙を誘う。
良かった。とっても。色々と生々しくて。
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6/1 追記
トラックの荷台に乗り込むジョンソンの顔に、鏡で反射したかの様な光が射し込んで来ます。ふと見やると、並んだ遺体に掛けられたカバーから、タップシューズを履いた足だけが飛び出しています。タップで反射した朝日が、収容所を去ろうとするジョンソンの顔に纏わり付く。ツアーに連れて行ってくれるんじゃ無かったのか、とでも言っている様に。
戦争記念館となった収容所跡地を訪れたのは、年老いたジョンソン。Freedom Hallのタップ・バトルで負けたのは、ジョンソンでした。記憶を辿るジョンソン。競い合い様に踊り続ける二人。それを外からのぞき見する3人。いや、4人。自分のダンスを見せつけあっていた2人は、いつの間にか同じステップを踏んでいます。手を打ち鳴らす音とタップの音がホールに響き渡る。
ダンスなど教えなければ良かったのか。そうすれば彼らは生き続けられたのか。
俺は。あの時間が永遠に続けば良かったのにと。
そう思ってる。
みたいな。
後半戦が、ものすごく好き。パラサイトやジョジョラビットがあれだけもてはやされるなら、こっちにも、もっと人が集まっても良いと思う。埋もれるには残念過ぎる優秀賞な映画でした。