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ISOLA 多重人格少女評論(4)
良かったのは氷室さんの歌だけでした。
※あと、この映画には三池崇史監督も出てます
この作品で千尋の13の人格
全部出てきた??
まなべ先生の最後にはびっくりしたけど
そこまでの経緯とか
最初からそのつもりだったんですねって
どんなつもり??
全然わかんない!
結局弥生とひとつになって…????
頭の中はてなでいっぱいです!
問題の多重人格少女は漢和辞典を読むのが好きだ。各人格には名前がついているが、その漢字にそれぞれ意味があり、その意味に沿って行動する。問題のISOLAは『雨月物語』の登場人物からきていて、呪い殺す意味が含まれていた。
大学で体外離脱の実験中だった高野弥生と真部。この二人の行為によって、ISOLAが千尋に乗り移った。恐怖感が沸き起こらないわけではないが、体外離脱を信じていないと物語が成り立たない弱さがある。幽霊と科学を一緒にしてしまうことで恐怖感が半減してしまう弱さなのだ。また、千尋の12人の人格という設定が活かされてない。誰だって良かったんじゃないかと思えるほどだ。これならばホラー映画にするよりも、阪神大震災での心のケアの裏テーマを深く追求したほうがよかった。
最後に「200の人格に分裂しちゃって・・・」という台詞には笑ってしまった。