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ナバロンの要塞 プロット アメリカ 08月15日 1961 台灣上映
モスキート爆撃隊 プロット イギリス 01月01日 1900 台灣上映
青島要塞爆撃命令評論(1)
舞台は中国青島なれど、時は1914年大正3年10月
つまり第一次世界対戦のお話です
なので敵はドイツ軍です
お話は大まかに史実を取り入れていますが、ほぼフィクションです
ドイツの青島要塞にあるビスマルク砲台により、陸からも海からも近寄れず攻めあぐねている日本軍は、創設間もない飛行機部隊に出動を命じるというのがお話の発端
何かにお話がにてると思いません?
そう「ナヴァロンの要塞」です
あちらは原作が1957年刊行の英国のベストセラー、1961年に映画化されて世界的な大ヒット映画なのはご存知のとおり
本作は1963年公開です
おそらく、それに強い影響を受けており、青島要塞攻略を題材にして日本版ナヴァロンの要塞というべき内容になっています
第一次大戦のお話ですから、飛行機は複葉機、それもブルーマックスみたいなものじゃなくてもっとボロ
最初の出撃は爆弾もなくレンガや五寸釘を投下する始末
天空の城ラピュタぽい感じがあります
日本の飛行機隊員の服装が、ラピュタの空賊ドーラー一家ぽいです!
ドイツ軍もどこか緩いです
それでもスパイはでるは、敵地不時着敵中突破はあるは、空中戦はおきるは、それも手持ち機関銃で撃つんです!盛りだくさんです
日本の航空部隊事始的な楽しさがあります
最後はもちろん爆撃大成功で敵要塞大爆発!
これがまたナヴァロンの要塞ぽくってドキドキして、大爆発シーンではカタルシスを感じれます
池部良が隊長、部下に加山雄三、佐藤允を配しているのは前作の太平洋の翼の流れですが、独立愚連隊西へのテイストの匂いが漂います
特撮もなかなかです!
弾薬列車のカットはとても良い出来映えです
青島要塞の砲台地下施設の爆発シーンはウルトラセブン最終回のゴース星人の地下基地爆発シーンを彷彿とさせます
とくかく難しいこと抜きの痛快戦争アクションです!
第一次世界大戦を題材にした映画は洋画には沢山ありますが、残念ながら日本では本作くらいしか思い浮かびません
もっと撮られてもよい題材だとおもいます
もったいないです!