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官能のエトランゼ プロット フランス 01月01日 1900 台灣上映
無能の人 プロット 日本 11月02日 1991 台灣上映
花の影 プロット 香港 12月21日 1996 台灣上映
花の宴 プロット 日本 12月23日 1967 台灣上映
サボテンの花 プロット アメリカ 12月20日 1969 台灣上映
花の袋 プロット 日本 12月06日 2008 台灣上映
能登の花ヨメ評論(2)
まあよくある典型的な町興し系ご当地映画なので、地元の人かシニア層にしかウケないタイプの映画ではあるのですが、でも優しい気持ちになれて、とても心が温まりましたよ、意外とこう言うの好きなんで、ベタでも感動しました。
あらすじや予告編でピンと来た方は、ホントそのまんまのドストレートな作品でしたので、おそらく見て損は無いかと。
しかし頑固で愛想の無い姑に泉ピン子とは、また強烈な方をキャスティングしましたね。
これがもし実話だったら、初めて会う嫁は絶望的な気分に苛まされること確実なシチュエーションでしょう(苦笑)
普通に逃げ帰っても、全く持って問題なし、と言うか姑が原因で離婚もありかも。
それよりもそもそも旦那のどこに魅力があったのか、そこは最後まで伝わらなかったなぁ、でも気の強そうな主人公を見ていると、案外あんな旦那の方がうまくいくのかな、しかし旦那はバツイチだったそうですが、前の離婚原因は何だったのかな~、やっぱりピン子かな?(笑)
まあそんなうまく行きそうもない姑ピン子と嫁の田中美里が、いかにして心通わすこととなるのか、そこが一番の見所ではあったかと思うのですが、それプラスご当地映画らしい、高齢化であったり過疎の問題であったり震災からの復興であったり(能登で過去に大きな地震があったことは正直失念していました)、地域の問題をうまいこと話に盛り込んで、意外にも見応えのある作品に仕上げたなと思いましたよ。
ご当地映画お得意の祭りのシーンも出てきたりで、本当にいかにもって感じのベタ中のベタな展開ではありましたけどね、でもミエミエの泣かせ演出でも、これが意外とツボに嵌ってしまい、思いのほか感動してしまいました。
また内海桂子が演じたご近所のお婆ちゃんがいい味出してるんだわ、これが、お婆ちゃん萌えしてしまいました、姑が泉ピン子だっただけに、対照的なこのキャスティングは物凄く効果的でしたね、私もおんぶしてあげたくなりました。
何故かいつもピン子家に居座っている、付属品のような存在感が最高でした。
爺ちゃん婆ちゃんが田舎で頑張る理由にもグッと来た~。
何か物凄く優しい気持ちになれて、無性に親孝行したくなりましたよ、やっぱり出来るうちにしないとね、親孝行は。
まあところどころ雑な編集はありつつも、基本的な話は好みの話で、十分楽しめた映画でした。
【2008年5月映画館にて】