夏物語
プロット
韓国
01月27日 2007 台灣上映
プロヴァンス物語 マルセルの夏
プロット
フランス
08月04日 2018 台灣上映
夏の夜の夢(1996)
プロット
イギリス
08月10日 1998 台灣上映
ダウンタウン物語
プロット
イギリス
01月15日 1977 台灣上映
アフリカ物語
プロット
日本
07月19日 1980 台灣上映
アラスカ物語
プロット
日本
01月22日 1977 台灣上映
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夏物語(1996)評論(1)
ある青年のひと夏のバカンスで、恋愛・友情・出会い・別れなどを描いたホノボノした感動作。
一人の青年がギターを持って、誰もいない家にやって来るところから始まる。
この家、ロメール監督『海辺のポーリーヌ』に出て来た家にソックリ!
この青年ガスパールは、クレープ屋(カフェ)で店員女性と一言会話した後、その女性マルゴとディナールの浜辺で再会。何でも話せる良き友達となる。
ガスパールは本命彼女がスペイン旅行中で連絡が取れなくなって、彼女をひたすら待っている。マルゴはガスパールを友人達とのディスコ行きに誘って、ガスパールはやって来るのだが「集団がきらい」とのこと。
ガスパールは、そのディスコで出会ったマルゴの友人女性ソレーヌと海で再会して、ソレーヌの叔母の家に行って弾き語り。ソレーヌと熱烈なキス。
このソレーヌなる女性は、船に乗っている時に長くて黒い髪が風になびいて綺麗。
そして、ガスパールはソレーヌと付き合い始めて、マルゴとの友達関係も続いているところに、スペインに行って連絡つかなかった本命彼女レナがやって来て、平凡な日常の中で、凄いことになっていく……といった物語。
ガスパールなる青年が、女性たちと予定がバッティングして困るシチュエーションが楽しい…(笑)
この映画も、他のロメール監督作と同様、とても饒舌な作品で、
マルゴのセリフ「恋人じゃない友達でももつれることはあるのよ」とか、
本命彼女と思っていたレナが「出かけた先で、いつも男3~4人に付きまとわれていた。ブスになりたいぐらいだった」などの名ゼリフが見事。
ただ、本作でロメール監督が一番言いたかったのは、ソレーヌのセリフ「本当の友情は、愛以上のもの…」ということではなかろうか。
これはラストシーンに直結する。
ビーチ近辺を舞台に、自然体の風景であるかのように物語を綴ったエリック・ロメール監督、見事である。