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乱れ雲 プロット 日本 11月18日 1967 台灣上映
乱れからくり プロット 日本 04月28日 1979 台灣上映
ゆれる プロット 日本 07月08日 2006 台灣上映
流れる プロット 日本 11月20日 1956 台灣上映
女の警察 乱れ蝶 プロット 日本 07月11日 1970 台灣上映
溺れる魚 プロット 日本 02月03日 2001 台灣上映
乱れる評論(11)
高峰秀子は夫を亡くした未亡人。その夫の弟が加山雄三。
人間ドラマであり恋愛ドラマ。衝撃のラスト。
ここでは多くを語らないが、是非見てほしい。
高峰秀子の表情の演技。高峰秀子のエロさが画面に滲み出ます。
昔の監督は女優の良いところを引出のが上手いですね。
演出もしっかりとしていて、加山雄三はハマり役でした。
近くにスーパーが出来て卵を5円で売っていると聞かされた。店では11円だ。高度成長期の波は小さな店にまで波紋を投げかける。そして、幸司の麻雀仲間の一人が自殺した。スーパーの安売りが原因だ。
幸司は酒屋をスーパーにする計画を立てていたが、家族たちはよそ者である礼子には再婚でもしてもらって経営陣からははずそうと考えていた。戦後の焼け野原から女手ひとつで酒屋を再建した功績をも忘れ、礼子に冷たくする家族。しかし、幸司が義姉にプロポーズして戸惑ってしまう礼子。戦後の混乱期にはよく見受けられた関係だと思うけど、無情だなぁ・・・
最終的には実家に帰る礼子に付いていった幸司だったが、温泉宿で途中下車して悲惨な結末に・・・なぜこんなに暗い結末を用意したのかわからないほど厭世観に満ち溢れてる。事故か自殺かもわからないまま、そのまま幸司の死体が運ばれるシーンで後を引く。純愛というよりは、高度成長経済に取り残された要領の悪い男と女・・・社会派の一面も見せて興味深い成瀬作品だ。
1=明るい映画ではない → 加山雄三が出演しているのに、暗い映画とは珍しい
2=礼子の判断の件 → 自分を「好きだ」と言っている義弟:幸司と
途中下車して、温泉宿に宿泊したらダメだろう → イエローカード
3=最後は、幸司の転落死か → 悲しい結末でガッカリ → 星半分減