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殺し(1962) プロット イタリア 03月09日 2013 台灣上映
破戒(1962) プロット 日本 04月06日 1962 台灣上映
王将(1962) プロット 日本 11月23日 1962 台灣上映
復活(1962) プロット ソ連 03月13日 1965 台灣上映
大氷原(1962) プロット 日本 04月22日 1962 台灣上映
花と竜(1962) プロット 日本 12月26日 1962 台灣上映
ロリータ(1962)評論(10)
これは、年老いてからの初恋に近いのかも。
たまたま、その相手が幼い。
案外、ロリコンは、たまたま愛した人が幼いとゆう悲劇なのかもしれない。
川端康成も晩年、女中の少女に失恋して💔自殺したらしい。それが、彼の初恋!
今 見ると大したことないのだが 当時(1962年)は
アメリカの検閲が厳しく、イギリスで撮影、ロリータに絡む二人の男も イギリス人俳優を起用している
ジェームス・メイソン、ピーター・セラーズ、シェリー・ウィンタースらの演技を、面白く見た
私は 屈折したインテリを演じさせたら、ピカイチの メイソンが好きである
明暗があり、セクシーだと思う
駄目男を演じても 許してしまう(笑)
セラーズは 後の活躍(博士の異常な愛情 等)の下地が見て取れる 劇作家の喋り方は、ウッディ・アレンにそっくりで、アレンは この天才の演技を 真似したのだろうか?
ウィンタースは 今回は、そのポッチャリが 無神経を連想させるような未亡人を好演している
ロリータやハンバートの嫌悪が わかるウザさである
(なんとなく、幸薄い役柄の多い人だが、やっぱり死んだ… )
ロリータの スー・リオンは ボーイッシュで、魔性は感じない
製作側が かなり神経を使っていたのが、わかる
なのでエロティシズムはない
キューブリックと大人三人の俳優が、ともすれば
ヤバくなりそうな話を、頑張って
やや、コメディタッチで まとめている
最後は ロリータが、孕み オバサン化してしまう
(ハンバート、ショック!)
ハンバートが 怒りで劇作家を殺してしまうのは、
騙されて奪われた恨みと ロリータがオバサン化した怒りだろうか?
少女の輝きも それに眩惑される歳月も、
意外に 儚いものである
わりと 面白かった
原作の持ち味からは、離れてしまったかもしれないが…
原作も途中までしか読んでないし、1997年版の映画も録画したまま未見。Mプラスのジャッジ・ザ・ムービーでは当然のごとくオリジナルが勝ってしまう。キューブリック作品、白黒映像、ナボコフ自身の脚本とあらば、観るしかない。ということで鑑賞。
冒頭から決闘シーン。しかもピンポン対決というわけのわからないシーンだ。これはキューブリックの素晴らしさなのだろう。4年前に戻ってストーリーがスタートするが、どことなくコミカルな部分が多い。音楽にしても明るいポップスばかりで、オヤジが少女に恋心を抱くような雰囲気とはちょっとずれているような気がする。シャーロットが死んだときも、ポップスが流れ、心理状態を推し量ることができない。母親の死の事実をしばらくを隠し、車の中で告げるシーンもシリアスさが感じられず、一体どういうことになるのか心配にもなってしまいます。
やはり、ハンバートが過保護になり、ロリータを他の男から遠ざけようと嫉妬心の権化となる雰囲気は良かった。原作ではもっと寛容さもあったと思ったけど、そこは原作と映画、2度楽しめるようにアレンジしてあるのだろう。
ピーター・セラーズが出演していることは、コメディ色を持たせたかったのか、劇作家をリアルに描きたかったのか・・・
性癖の部分は抜きにしてもね。
でもどこか
本当にピュアなのは彼のほうでは?
と思わせられる可愛さもあわせもってるのよね。