マーティン・ランソホフのストーリーを、アイリーン・キャンプとルイス・キャンプが共同で潤色、「スパルタカス」のダルトン・トランボ、「陽のあたる場所」のマイケル・ウィルソンが共同脚色、「けっさくなエディ」のヴィンセント・ミネリが監督した宗教と芸術をからませたメロドラマ。撮影は「キング・オブ・キングス(1961)」のミルトン・クラスナー、音楽は「卑怯者の勲章」のジョニー・マンデルが担当した。出演は「予期せぬ出来事」のリチャード・バートンとエリザベス・テイラー、「36時間」のエバ・マリー・セイントほか。製作はベン・カディッシュ。
いそしぎ評論(2)
自由主義のシングルマザーとミッション・スクールの校長との不倫
というか、神父である校長のアイデンティティーをも揺るがす彼女との問答であった
ストーリー: 70
キャスト: 70
演出: 70
ビジュアル: 75
音楽: 75
穏やかな風景を背景に、愛を知らない若くて美しい未婚の子持ち女性と、神に身を捧げる家庭持ちの男。苦悩もありながら愛を認める男と、初めて愛を知り成長していく女との関係がせつなく描かれている。太陽を反射する海岸沿いの道路と主題歌が静かな余韻を残した。