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仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦評論(11)
中盤のケミー集めまではちょっと盛り上がりに欠けるかな?とは思っていましたが、そこからの怒涛の展開で、目が離せませんでした。
新ライダー、釘宮の裏切りと因縁、新しいガッチャードのフォーム、どれも良かったですし、ギーツサイド、ガッチャードサイドどちらも見所が作ってあり、ギーツ、ガッチャードどちらかが好きであれば、必ず楽しめる、欠点も見当たらないかなりの良作です。
前半のドタバタしてる内は、いつもの東映特撮あるあるだなぁで済むが、後半に無理が来て、ギーツとガッチャードはネタ的に相性が悪いのかな、と。
夏の共演、無かったことにしてる。
毎冬恒例にいつの間にかなっていた、夏に最終回を迎えたライダーと、今やっている仮面ライダーが共演するシリーズ。
以前はそれぞれで撮って、最後にラスボスのところでクロスオーバーするというパターンでしたが、いつの間にか最初から合流しているようになって、それはそれでよかったです。
毎年大体半々くらいの登場人物の掘り下げがあるのですが、今回ギーツ勢のバックボーンは君ら1年見てるから当然知ってるよな?というくらい扱いがあっさり。ネオンがケミーに対する思いは、テレビシリーズを見ていれば良くわかりますが、映画だけではわかりようがないです。昔高校の国語のテストに、作者の気持ちを書きなさいという問題があったのですが、抜き出された文章からは絶対に読み取れない答えになっていて文句を言いに行ったら授業を聞いていたら分かります、とのことでいやそうじゃなくてこのテストは成立してないって話してるんですよ、と納得いかなかった事を思い出しました。
後この映画に新ライダーが出てくるのですがテレビシリーズとどう話を合わせるのか不安です。もう一回変身前から描きなおしたら映画版がパラレルワールドになってしまい意味のないものになるので悲しいです。しかしこの新ライダー、結構強いのでそのままギーツもガッチャードも戦わないままエンディングに行けば伝説だったのに・・・
レジェンド頼りであったりサプライズ在りきではなく正統派の現行ライダーと前作ライダーの共闘作品で
昔のような前半パート、後半パート、共闘編などでも無く1本の作品として観やすく感じました。
前作のライダー達を主人公以外、言葉は適して無いのかもしれませんがぬいぐるみ~着ぐるみとして基本路線を描いているので撮影のタイトであろうスケジュールや出演者の多すぎ加減を上手く調整し現状のテレビ撮影メンバーに前作の主人公を絡ませれば成立する撮影方法になるほどなぁー上手く表現してあるよなぁと感じました。
かといって前作のキャラを雑に扱っている訳でも無いので
ファンには楽しめる作品だと思います。
『おまんら許さんぜよ!』はヨーヨーは持ったもののまだお預けでしたね?!
またもや、釘宮さんがボコされるところも!
ギーツシリーズがガッチャードとのコラボで面白くなっている印象。私はガッチャード派なんですけど。ギーツケミーぬいぐるみ、欲しい!