デューン 砂の惑星 PART2
プロット
アメリカ
03月15日 台灣上映
ビニールハウス
プロット
韓国
03月15日 台灣上映
RED SHOES レッド・シューズ
プロット
オーストラリア
03月15日 台灣上映
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プロット
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03月15日 台灣上映
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韓国
03月30日 台灣上映
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SR サイタマノラッパー評論(18)
ハッキリ言って作中でドラマチックな出来事は何一つ起きません。それどころか主人公IKKUと相棒のTOMは作品スタート時点より大幅に後退してる。作中通して非情なまでに冴えないし報われない。ヒップホップというジャンルへの言い得ぬ偏見や埼玉という土地柄の設定が上手く効いてるのでしょう。ボッコボコですよ。
しかも舞台は(埼玉だから当たり前なんですが)本当に僕らが普通に歩いてる街中だし、出てくる人物の会話とか空気感?がすごくリアルなんです。台詞と台詞の間とかがすごくありそう。長い時間を過ごした男同士の一種の気だるい感じの会話の間とか。ちなみにそのおかげで僕は中盤までずっと笑ってました。話を戻すと、だから、本当に僕らが体験してる感じの世界を描写してるからこそ、そこに生きる顔も良くない女にモテない金もないIKKUがあの手この手でボコボコにされる描写は見ていてキツくなります…。
折れるけどまた立ち上って前に進むIKKUに胸打たれます。前に進む事への決意、それがラストの7分47秒の1カットに集約されています。それまで政治とか世界とかをリリックにしてた男が…。明らかに後退した距離より前進した距離の方が短いけど、それでも胸に響きました。ベタベタな感想であれですが、諦めないことのかっこよさを最も体感したシーンでした。どんなスーパーヒーローモノやハリウッド映画より。
そしてそこからのエンディングの流れがもう最高で…。映画館でスタッフロールで席を立つ人はこの映画を見て欲しい。もうそんなことをしようとは思わなくなるのでは。スタッフロールでこんなに幸せな気分になったのは初めてです。続編も絶対見ます。
あと僕も正直ラスト初見は「え??これで終わり??」ってなったので☆5にはしませんが、スタッフロール明けて2回見たら何故かどうしようもなく気に入ってしまったので4.5です。
全然良さがわからんかったぁw
キャストに惹かれないと尚更…(笑)
お金をかけていないのがひしひしと伝わる映像だが、ストーリーと所々に挟み込まれるラップには魅了される。
ただ、仲間や小暮千夏との繋がりやドラマがもう少し描かれると、深みがあって良かったかもしれない。
予想とは違い、瓦解したまま話は終わっていってしまう。
それぞれの道を歩んでいく様が切ない。
最後のIKKUとTOMのラップの応酬は、そのまま理想と現実の綱引きであり、あそこで終わることで余計に考えさせられる。
これを見ると、埼玉が物凄く田舎であるというイメージが強く刻み込まれるかもしれない。