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ハゲタカ評論(20)
NHKで放送されたドラマシリーズとはまた一味違って、劇場公開用として商業ベースに乗せたせいか、エンターテインメント性の強い味のある経済ドラマに仕上がっている。2009年公開の映画だが、今からちょうど10年前のこの頃には既に今の中国の覇権志向や先進国からの技術や知的財産の盗用の発端がこの映画からも伺える。赤間自動車の買収を巡る攻防は、結局資金・策略・頭脳戦で優った鷲津ファンドに軍配が上がった。これらの要素はまた経済界における勝者の必須条件でもあろう。しかし一般の人々がこれらの要素を全て持ち合わせているとは限らない。キーワードは芝野が発した「日本人の勤勉さと誠実さを誇りにしている」というセリフにあろう。勤勉さと誠実さとなら本人さえ望めば誰でも持ち得る。むしろ人はこの2つをこそ人生の指針とすべきだろう。そしてそれこそが、この映画が観衆に本当に伝えたいメッセージなのかもしれない。勤勉さと誠実さこそ、どんな時代の荒波も越えていく羅針盤である。
NHKのテレビドラマを観ていた人なら、すんなりと入れる。
ほとんどその続きをスクリーンで観ているような作品だった。
なので…初めて観る人には、やや説明不足なのが難点。
鷲津を中心とするキャラクターが(なぜそうなったのかも)
今ひとつ分からない始まり方をするし、その他の登場人物も
誰が鷲津とどういう繋がりなのか(後半でやや解説が入るが)
まぁでもテーマはマネーゲームですから。と言わんばかりに
けっこう強引に話は進んでいってしまう。
ただしかし、リーマンショック以後に書き直されたという
脚本のそこに広がる世界は今の実社会とリンクするので、
この経済不況。をこれでもかと映画で思い知ることができる。
あってもなくても、悲劇を生むのが「金」とは確かに怖い…。
いやしかし~。
劇場のスクリーンで恭兵を観たのが久々な気がするせいか、
このヒト本当に若いなー!と絶賛したくなった。
南朋や龍平や玉鉄と並んでいても、ダントツカッコいい!
でもって男のロマンなど語るもんだから、なお素晴らしい。
遠憲のいう合理主義に賛同しなければ、の時代もあったが、
無駄を切り捨てることばかりに力を注いだ結果が、今の日本。
ドラマでも、町工場や老舗旅館が廃業に追い込まれる様子が
描かれていたが、生真面目にコツコツと働いてきた人間達が
真っ先に辛酸を舐め潰されることには、ムカついてしまう。
とはいえ、そうなった経緯には常に理由が存在するわけで、
南朋が演じる鷲津のような「ハゲタカ」が、買い叩いて企業を
再生させていかなければ、まだまだ潰されてしまうというのに、
まるで分かっていない(見かけ)トップ企業がたくさんあるのだ。
日本人って、頭がいいのか悪いのか、ただ頑固なだけなのか、
今回の中国(これまたタイムリーな)チームの「赤いハゲタカ」に
まんまと持っていかれそうになってしまうのだから本当に怖い。
もちろん金融の世界に縁はないし(汗)知らないことばかりだが、
こうして傍観する立場にいると、コチラ側のバカさ加減が際立つ。
まさか騙されるわけないじゃん。とタカをくくる「オレオレ詐欺」に
ちょっと通じるところがあるんじゃない?などと思えてしまった。
切羽詰まると人間は、冷静な判断が出来なくなってしまうので。
まぁ、、常に冷静沈着な、鷲津みたいな男も…怖いけど^^;
今回の配役では、ゲスト出演?玉鉄の演技が素晴らしかった。
あんな最後は…とは思ったが、彼からも何かを学ばなければ。
お金は本当に大切なものだから。
(用語の説明を活舌よく加えるのも、天下のNHK。って感じ^^;)
TVドラマ版でかなり満足したので、映画版も鑑賞してみましたが、かなりの期待外れです。
ドラマ版の綾野剛が良すぎたのか、大森南朋の演技が下手に見えてしょうがない。
臨場感も無ければ、鬼気迫る感じも伝わってこない。セリフも棒読み感が強く、意味を理解していない人がただ読んでいる感じでした。
今後、大森南朋出演作には注意が必要かも知れないと思うような演技力です。
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大変評判の良かったドラマ版の噂は知っていたが、結局未見のままでこの映画版を観た。
結論から言うと、ドラマ版を知らなくても一応話にはついていけたのだが、やっぱりドラマ版を観ておけばよかったと激しく後悔。
劇場用パンフレットに載っているドラマ版のあらすじを見る限り、登場人物たちの因縁を知っているのと知らないのとでは、この映画に対する評価もだいぶ違っていたに違いない。
映画版だけ観ると、松田龍平の演じる西野弘なんて別にいらないじゃんて思ってしまう。
そういうわけで、ドラマ未見者としての感想になるが、幾度となく吐かれる含蓄のあるセリフの数々に世界経済の現状、日本の社会のありようを考えさせられる、まさに社会派ドラマとしての醍醐味に溢れた力作。
リアルな経済ドラマとして難解な専門用語も飛び交うが、わかりやすいストーリーのお陰で、ちんぷんかんぷんで混乱してしまうなんてことはない。
ただ、国際色豊かに外国語も多く飛び交うのだが、その字幕スーパーの出し方が不親切で見辛い。
またこれは劇場の問題かもしれないが、ただでさえわかりにくい専門用語をまくし立てるセリフが聞き取りづらいのもいかがなものか。
懸念していた専門用語ではなく、それ以前のところでずいぶんとストレスがたまった。
“伝説のハゲタカ”vs.“赤いハゲタカ”の対決も、案外あっけない決着。もっともっとサスペンスフルな展開を期待していたのよ。
とってつけたような劉の後日談も、彼の真意が曖昧になってしまっただけのように思う。
評判のいい骨太な社会派ドラマということで期待も大きかったのだが、その期待に一歩及ばず。
なるほどと勉強になったりはするのだが、きまじめなドキュメンタリーを観ているような印象で、娯楽映画としてのケレン味には欠く。その辺はドラマ版でやり尽くしたということなのだろうか。