評決のとき劇情

人種差別問題が絡んだ事件の裁判を通して、正義と真実の問題に取り組む人々の姿を描いたサスペンス・タッチのヒューマン・ドラマの感動作。「ペリカン文書」「依頼人」などのベストセラー作家、ジョン・グリシャムが新米弁護士時代の体験に基づく処女小説(邦訳・新潮文庫)を、自ら製作も兼ねて映画化。これまでのグリシャム映画と同様、法廷サスペンスのスタイルを取りながらも、重いテーマをエンターテインメントと両立させる手腕が見事。監督には原作者自身に指名によって「依頼人」のジョエル・シュマッカーが再登板し、脚本も同作のアキヴァ・ゴールズマン。製作は「ヒート」のアーノン・ミルチャン、「依頼人」のマイケル・ネイサンソン、グリシャムの共同。撮影は「ダイ・ハード3」のピーター・メンジーズ・ジュニア、音楽は「バットマン・フォーエヴァー」のエリオット・ゴールデンサル、美術は「フォーリング・ダウン」のラリー・フルトン、編集は「ザ・ファーム
法律事務所」のウィリアム・スタインカンプ、衣裳は「依頼人」のイングリット・フェリン。主演には「ボーイズ・オン・ザ・サイド」の新星マシュー・マコノヒーが大抜擢され、「ダイ・ハード3」のサミュエル・L・ジャクソン、「恋する泥棒」のサンドラ・ブロック、「ユージュアル・サスペクツ」「セブン」のケヴィン・スペイシー、「アウトブレイク」のドナルド・サザーランド、「三銃士(1993)」のキーファー・サザーランドとオリヴァー・プラット、「ヒート」のアシュレイ・ジャッドら多彩な顔ぶれも見もの。

評決のとき演員

評決のとき劇照

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評決のとき評論(12)

Onimsskxhpg
Onimsskxhpg
良作ですね。
映画用に捻り出した法廷サスペンスとは一線を画す濃密度。原作のおかげか考察がプロフェッショナルでどこか詰め将棋のような、あらゆる可能性を探った上で最善のストーリーを紡いでいる。

罪は一つではない。人種差別か、レイプか、殺人か。弁護人は殺人を見過ごしているし、事実ではない精神疾患で被告を弁護している。もちろん、それらしいエンディングには至るが、その迷いを含む思考こそがこの作品の質。

あとは、層の厚いキャスティングが作品の完成度を押し上げている。
だいぶ、ほめたが一点。主人公の奥さん、いつもちょっと湿ってるのは何?あついのかしらんが、どのシーンも霧吹きしたみたいに無意味にしっとりしていて個人的にちょっとツボった笑
Licusdscseulsfe
Licusdscseulsfe
アメリカ南部でまだ続く人種差別問題を見事にとらえた映画でした。法廷もの映画というのは結末がある程度予想がつくものの、どういった話術で陪審員に有無罪を印象づけるのかが興味あるところです。

中盤でルーニーが証人台に立って発言する場面は泣けましたが、またまた印象が覆されて。。。とKKKの登場でどんどん被告側に感情移入していく作りになっています。 演技は豪華キャストの中でもサミュエル・L・ジャクソンがピカイチでした。

アメリカの法廷映画を見るときには、今後日本で行われるであろう裁判員制度、これが陪審員制度と照らし合わせてどんなことになるのだろうかと常に考えさせられます。どうなんでしょうねぇ~
Cldebsinlo
Cldebsinlo
最後のマシューマコノヒーの一言、鳥肌
Ocordywlury
Ocordywlury
キャスト。それだけでも観る価値あり。子供を持つ親としてこんな酷いことを娘にされたら‥‥と思うと父親の気持ちがよくわかる。ラストの裁判シーン。裁判員と同様にハッとさせられます。いまだに虐待や人種差別がある事すら信じられない。それによって人の人生が狂うのに。
vnuynm
vnuynm
人種差別をテーマに情状酌量が許される殺人罪を描いた、真面目な姿勢が好感度高いアメリカ映画の良心。但し肝心の陪審員の判決に至る心境変化が描き切れず説得力が弱い。その為ラストが題材に対して軽く終わってしまう。良い題材だけに勿体ない映画。

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