ブルー・ダイヤモンド
プロット
カナダ・アメリカ合作
08月30日 2019 台灣上映
ブラッド・ダイヤモンド
プロット
アメリカ
04月07日 2007 台灣上映
ダイヤモンド・スカル
プロット
イギリス
12月01日 1989 台灣上映
MR.ダイヤモンド
プロット
アメリカ
01月28日 1978 台灣上映
クライム&ダイヤモンド
プロット
アメリカ
08月10日 2002 台灣上映
ダイヤモンド・イン・パラダイス
プロット
アメリカ
02月25日 2006 台灣上映
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灰とダイヤモンド評論(15)
「生き方を変えたい」と苦悩する余裕などなかった地下活動時代。ようやく人間らしく生きる目的を見出せるきっかけを生んだのはクリスティーナの出現だ。いつの時代も、若者の心を変えるのは恋なのか・・・
終盤で、目的を果たしたときの花火の美しさとゴミ捨て場での凄惨な死・・・まさしく灰とダイアモンドを表現しているのだが、どことなく日本のヤクザ映画にも通ずるものがあると感じてしまった。この映画だけでは高評価できず、3部作全てを観たくなった。
今年の監督特集は、亡くなったばかりのアンジェイ・ワイダ。残念ながらスケジュールの都合で観ることができたのはこの「灰とダイヤモンド」一本のみ。
観る者の登場人物への感情移入をここまでコントロールするとは。政治的な検閲があった時代のシナリオと演出の知恵に脱帽である。
この作品、おそらく当局の検閲がフィルムの最初のほうだけに限られる傾向を逆手にとってはいまいか。
主人公たちが小型トラックに乗ってきた者たちを銃撃するテロリズムのシークエンスが、どうしようもなく安っぽいアクションにしか見えない。しかもどうやら主人公らしいのが、サングラスしたニヒルな感じのする、共感しにくい男なのだ。芝居も雑なら編集も雑。これからつまらないスパイ/テロリストの話が始まるようにしか思えない。
これを見た検閲係は下らないB級娯楽映画だと思って、最後までは見なかったのではないだろうか。そう思えるくらいに、冒頭はダサい。
しかし、酒場の女と恋に落ち、彼女とベッドに横たわるアップのカットが見事。「第三の男」でオーソン・ウェルズが登場したときのように、陰影に富み人間の皮膚の温度や湿度を感じさせる。このような素晴らしいカットの積み重ねを経て、ごみの山のラストではしっかりと観客の心をつかんでいる。
技術的、文化的、政治的な制約のほとんどない昨今のCG全開の映画と同列には論じて欲しくない。制作された時代と場所、題材とされた歴史を理解して、その価値を感じたい人類の遺産的作品である。
まさに名作だ
緊張の糸が途切れずラストまで続く
灰塵の中に燦然と輝くダイヤモンドが残されるという詞からタイトルが取られている
灰塵とは、舞台のポーランドの現状であり、主人公であり、その上官であり、少佐でもあり、もちろん暗殺される共産党の幹部もそうだし、クリスティーナもそうだ
登場人物全てが灰芥のゴミだ
ではダイヤモンドは何か?
それは最後のホテルマンが燦然と輝く朝日の中に広げ掲げ持つポーランドの国旗なのだ
戦争が終わり、これから国家と民族の復興と言うときにゴミくずの争いをやっている
みんな俗物しかいない
本当のことを言うのは外国の酔っ払いの老人記者だけだ
それでも国家は残った
残された人々はこのダイヤモンドを失うことの無いよう、それぞれの立場で努力をすべきなのだ
それが本作のテーマだ
そうでなければ、主人公がゴミらしくゴミ捨て場で野垂れ死にながら聞く、汽車の汽笛のように決して現状の満足いかない国家と民族の境遇からは脱出することはできないのだ
最後に念願がかない本作を午前10時の映画祭の上映で観ることができました
廃盤でレンタルも配信もなく中古DVDも高額で取引されていました
リマスターされ非常に鮮明な映像で堪能することぎでき感謝するばかりです
(午前十時の映画祭にて鑑賞)
2018-188