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ALWAYS 三丁目の夕日評論(20)
続きましてはこの作品です。
前々から気になっていたこの作品。ようやくレンタルして来ましたぞ。
評判もかなりいいので期待値高めで鑑賞。
いや〜、ホッコリしますなぁ。
色々と考えさせられて、笑えて、泣けて、心温まる。流石、古沢良太さん。大好きですわ
昭和33年の東京の下町を舞台に繰り広げるドラマ。
鈴木オートには青森から新入りやってきて、その向かいにある駄菓子屋では見ず知らずの子供を預かることになった。
豪華すぎる面々。
吉岡秀隆は当て書きされたんじゃないかと思う程適役で、より一層彼のことが好きになった。売れない小説家ってのがよく似合うこと。
堤真一も怒らせると怖いけど、根はすごく優しい下町工場の社長ってのがピッタリ。
この2人の会話も笑えてホッコリ。
タイムスリップしたような気分。と、こういった映画の時に書くのだが、今作はタイムスリップしたというよりも東京下町の住民の1人になった感覚。
私の文章力だと表現しきれないが、映画が終わっていたから「あ、映画を見ていたんだ」と思う程この世界に入り込んでいた。
VFXで作られた街並みの美しさとどことなく感じる懐かしさも素晴らしいのだが、それと同時にこの町に住む人々に憧れを感じる。
当時の下町では当たり前だったのかもしれないが、医者が1人、タバコ屋も1つ、テレビを持っている人も1人だけ。不便といったらそれまでだが、住民それぞれが自分の役割を全うしている感じがなんだかすごくいい。伝わるかな?
引っかかる点としては、心情の変化の描きが足りないかなと。言いたいことは凄くわかるが、急に進んでいる所があり「おぉ、早いなぁ」と思ってしまった。
家族愛に血の繋がりなんて関係ない。
ホンモノの愛は血の繋がりを越える。
だって、夫婦も血の繋がりはないのだから。
とってもいい作品。
まだまだ見たいな。という要望に答えてくれるかのように、まだ2作品ありますから。ワクワク
小雪じゃなくてよしこ!よしこじゃなくて小雪!
小雪~!幸せになって~!となる
皆が戦後の復興に向け助け合いながら一生懸命に生きている。けして裕福ではないけれどこの時代の日本も悪くないなと思いました。
町全体が、同級生の集まりみたいな感じ。
今の日本は、なんだかみんなが「自己防衛」に必死になりすぎて、無意味な壁とか線引きが多すぎるのかもしれない。
薬師丸ひろ子の見事な奥さん・お母さんっぷりと(鈴木オート一家のチームワークの良さには感動)、須賀健太くんの演技の上手さ(彼は、あくまでもきちんと「演技」をする)がツボだった。