細雪(1950)
プロット
日本
05月17日 1950 台灣上映
細雪(1959)
プロット
日本
01月14日 1959 台灣上映
ラブレス(1983)
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
卍(1983)
プロット
日本
03月12日 1983 台灣上映
イリュージョニスト(1983)
プロット
オランダ
10月25日 1988 台灣上映
鍵(1983)
プロット
日本
12月24日 1983 台灣上映
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細雪(1983)評論(7)
本家と分家を仕切る、やや意地悪な長女と次女。激情を隠せぬ末娘。
そしてなんといっても三女吉永小百合様の美しさ。こんな人が見合いを繰り返すか?これがこの話最大の矛盾。江本?はあ?ざまみろセリフもらえてない(笑)
誠実を装い、実は好色な石坂浩二。これは完全に地ですね(笑)作者谷崎に相通ず。
風景と女優陣の映像美ゆえなのか、話はあって無いようなものなのに、不思議と見入ってしまいます。着物会社の宣伝が多分に入ってますが、それもこの映画の映像美に貢献しています。
日本が戦争へと突き進んでいた直前の昭和を、別角度から知ることができるという意味でも貴重な映画です。
これこそ東宝50周年記念映画として製作する意義があったと言えます
四姉妹の女優陣の美貌、立ち振舞い
婿養子二人の男性陣の名演
この時代の真の豊かさを示す着物の圧倒的な絢爛豪華さ
着物に目を奪われてしまいますがそれだけでなく二人の婿養子が着るスーツの見事さ、当時のシルエット、ディテール、生地の風合いの再現度合いにも驚嘆しました
当時の京都、上本町、芦屋、箕面を再現する美術
上本町の本家のお屋敷は内部だけでなく一瞬映る外観と表の通りも含めてこれだ、そのものだ、と特に感激しました
そして俳優陣の話す正しい本当の大阪弁の船場言葉の正確さ
どれもこれもこんな物凄いレベルで作ることは現代では残念ながら到底不可能だと思います
これからも二度とこのようなものは作れない、それほどの作品です
最早失われてしまったものだはっきりわかります
1983年、辛うじて間に合ったのだと思うのです
岸惠子 51歳
佐久間良子 44歳
吉永小百合 38歳
古手川祐子 24歳
今なら岸惠子が断トツに美しいということが分かります
若い時であればこの4人全員のそれぞれの違う美しさを理解出来なかったと思います
特に岸惠子と佐久間良子の大人の女性の美しさと可愛らしさの魅力を、理解どころか正しく評価することなど到底無理だったはずだからです
この二人の美しさが分からないと、二人の婿養子の伊丹十三と石坂浩二の名演もまた理解しきれなかったと思うのです
吉永小百合と古手川祐子の若い美貌にしか目が行かず単に綺麗なおばさんだなあというぐらいだったと思います
四姉妹の女優全員が関東の人です
船場言葉の台詞は完ぺきなもので、イントネーションも方言指導の力で違和感のないものです
ですが関西出身の伊丹十三の台詞を聴くとやはりなんとなく差はあります
でもそれは些細なことです
21世紀の現代の大阪ではほぼ死滅してしまった言葉なのですから
こうして映画としてあの懐かしく美しい響きが残されているだけでもありがたいことです
陽が射すとすぐにすぐに消えてしまう細雪とは直接的にラストシーンに降る雪のことではなくて、本作で監督が表現して下さったこのような世界のことなのです
音楽だけは時代なのでしょうか、シンセサイザーの安い音で残念です
冒頭、嵐山の料理屋で長女の鶴子が少し遅れて到着した時に、新京阪がえらい遅れてなあと言います
新京阪とは今の阪急神戸線のことです
中盤、雪子の見合いで神戸の高級中華料理店に向かう電車も阪急です
芦屋の雰囲気もふくめて全編に21世紀の現代にまで連綿と続く阪急文化の薫りが満ちています
正に阪急グループの東宝50周年記念に相応しい作品だと思います
芦屋の浜寄り、芦屋市立美術館の隣に谷崎潤一郎記念館があります
本作に感銘をお受けになられたなら、是非お立ち寄りください