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伊賀の影丸 プロット 日本 07月24日 1963 台灣上映
伊賀野カバ丸 プロット 日本 08月06日 1983 台灣上映
戦国 伊賀の乱 プロット 日本 02月21日 2009 台灣上映
忍者秘帖 梟の城 プロット 日本 03月24日 1963 台灣上映
影法師捕物帖 プロット 日本 04月29日 1959 台灣上映
眠狂四郎殺法帖 プロット 日本 11月02日 1963 台灣上映
伊賀忍法帖評論(8)
主君の妻を我が物にしようと企む武将。
入れ知恵し、力を貸す妖術使いたち。
その邪な目的の為に愛する女を殺された伊賀忍者の若者。
忍術と妖術の闘いが繰り広げられる…!
特撮を駆使した見せ場やアクションは見もの。
実寸大の東大寺と大仏のセット、それが焼け落ちるシーンは圧巻。
真田広之のカッコ良さ。
本作でデビュー、一人三役の渡辺典子の魅力。
佐藤蛾次郎、福本清三ら妖術使いのキャスティングが個人的にツボ。
ちょいちょいのエロやグロ、チープでツッコミ所も多々だが、角川娯楽ムービーである。
だけど残念ながら、ストーリーが…。
邪な野望、愛の為の闘い、忍術妖術バトルなど娯楽要素たっぷり織り込められてるように見えて、はっきり言って、散漫し纏まりに欠け、破綻している。
ストーリーだけ追ったら、イマイチ…と言うか、非常に面白くないだろう。
ここら辺、もっと巧く出来なかったものか。
演出もケレン味足らず、監督の個性に欠ける。
現代技術を駆使してリメイクするのも一考。
でもそれで、2003年版『魔界転生』や『SHINOBI』みたいになったら洒落にならないか。
この時代のこの作風の味。
当時、雑誌バラエティを中心とした飛ぶ鳥を落とす勢いだったKADOKAWA。角川3人娘と呼ばれた薬師丸ひろ子、渡辺典子、荻野目慶子、後にデビューする原田知世を加えそれはそれは大人気で一気にエンターテイメント業界に地位を得ていた。その内の渡辺典子、当時若手大人気俳優の真田広之を主演にご存知山田風太郎作の伊賀忍法帖を映画化されたのが当作品でした。詳細には覚えて無いけど劇場公開当時は草刈正雄主演の汚れた英雄と同時上映で個人的にはこちらの方が断然観る価値あった。とはいえこの作品も当時の真田広之や渡辺典子の人気もあり、そこそこの興行収入だったようです。作品としては真田広之を中心とした個性的で癖のあるな脇役が花を添え何とか作品としてギリギリの質を維持しているといった所です。渡辺典子も新人だからしょうがないけど、まあ、酷い大根、笑笑。個人的には山田風太郎先生の作品は二時間では良さは出せないと思います。小説やアニメは大ヒットしていても、尺が足りずに大体、映画はコケてる。脚本もまあ、酷い。小説では根来七人衆が映画では五人だし、使う忍術も全然違うし、主要キャスト死んじゃうし、現代なら原作レイプもいいとこだが当時は小説の映画化に対してまだまだ少ない時代にイケイケのKADOKAWAは莫大な著作権を払ったからでしょう。取り敢えず、エロ、グロ、ラブロマンス等文字通り雑誌に合わせた「バラエティ」豊かな作品となっていますが、ぎりB級ランクかな。
渡辺典子が可愛い。デビュー作からこんな艶役やらされてたのね、アイドルとしてはどうなの?美保純に風祭ゆきと昔懐かしい艶女優も出演。
話はまあまあ面白いぞ、東大寺炎上のシーンは迫力満点。が、どうにも分からんのが謎のラスト。原作をいじり倒してる模様。
あの惚れ薬が欲しい(笑)