ペルシャ猫を誰も知らない
プロット
イラン
08月07日 2010 台灣上映
誰も死なない
プロット
日本
11月22日 2008 台灣上映
希望と絶望 その涙を誰も知らない
プロット
日本
07月08日 2022 台灣上映
知らない、ふたり
プロット
日本
01月09日 2016 台灣上映
デンジャラス・ウーマン もう誰も殺せない
プロット
イタリア
01月01日 1900 台灣上映
あの娘は知らない
プロット
日本
09月23日 2022 台灣上映
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誰も知らない評論(20)
母親や、子供の父親であろう男たち、もっと言えばアパートの管理人、コンビニ店員、子どもたちの周囲にいる大人たちの、程度の差はあれど無関心さが一番心をえぐるものがあった。あまりドラマチックに描かない演出がかえって事態の深刻さを際立たせており、見ていてとてもいたたまれなかった。
昔は無理やり関わりを持たされる村社会的なものがあった為、見つけやすかったのかもしれないが、見つけたからと言ってセイフティネットがある訳じゃない。
誰も知らないはそんな世界にいる子どもたちを乾いた目で見せる。
それにしてもYOU演じる母親がぶん殴ってやりたいくらい腹立たしい。
事情はあるのだろうけど、許し難い。
子どもたちの暮らしは危ういが故にこちらの目を惹き付けるが、崩壊の時が訪れると止まらない。
この展開は辛い。
埋葬する流れは幻想的に装っていたがどうにもできない無力感を感じるのがまた辛い。
私自身が当時は仕事で何度も観る機会があり、未だにBGMを聴くだけで苦しくなる。
作品としては魅せられる作品ではないが、子どもの危うさや結末まで淡々と見せる力(演出力)があると思う。
出生届も提出されず、社会的には”存在すら認められていない”3人の子供たちが、いつ帰るか分からない母親を待つ姿。電気も水道も止められた狭いアパートの中で・・。
悲愴な状況を、遠目の固定アングルを多用した(特に、子供たちの公園での洗濯、洗髪シーンが印象的である。)トーンで淡々と描く是枝監督の斬新なカメラワーク及び秀逸な脚本に圧倒された作品。
<”誰もが知っている” 是枝監督が世界にその名を知らしめた記念碑的作品>
<2004年8月9日 劇場にて鑑賞>
この映画を観ている、自分や全ての観客がこの周りの大人として当てはまり、心に深く突き刺さる。
監督のコメントでは、善悪を描かず、それぞれの人生に落とし込めればとあるが、
自分であったらどうするか考えざる負えない作りになっている。
主人公の声変わりや反抗期など、子供時代の細かい所まで描かれており、自分の子供の頃の記憶も思い返される。
人ごとではない、大人全員みなくては?と思えた作品