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ANNA アナ評論(20)
リュック・ベッソン監督・脚本作ですが、私は正直、彼の作品は合わないことが多い印象です。
そんな中でも、本作は、リュック・ベッソン作品としてはとても良かったスカーレット・ヨハンソン主演の「LUCY ルーシー」並の良質なアクション映画でした。
ただ、気になるのは先行して公開されたアメリカなどでかなりコケてしまった点です。
これは、主に2つの点が関係していると思われます。
1つ目はリュック・ベッソン監督に対する「#Me Too」運動。2つ目は、本作の「独特な作り方」。
前者はさておき、後者は、これから見る上でも大事なので細かく説明します。
まず、本作は本格的な「アクション映画」ですが、割と「実験的な作り方」をしているのです。
具体的には、「時間軸がさかのぼるシーンが多い」というものです。
最初は1985年のモスクワから話が始まります。そこでアメリカのCIAの諜報員がソビエト連邦のKGBによって暗殺されてしまいます。
そして、次の場面では1990年のモスクワに舞台が移ります。
ここで主人公のアナがようやく登場し、マトリョーシカ人形を売っていたところをフランスのモデルエージェンシーにスカウトされ、パリで華やかなファッションモデルとしてデビューを果たします。
そのあとに、「3年前」と時間がさかのぼります。
さらに、次のシーンでは「3年後」となります。
そして、次のシーンでは「半年前」といった感じで、時間軸が行き来するのです。
そのため、おそらく普通の人は、頭の整理がつかない状態になってしまうリスクが出てきます。
(ほとんどの批評家は1回しか見ないので、この段階で評価をしてしまっています)
ただ、これは、「スパイ映画」特有の「実は、この前の時点でこんなやり取りがあり」という仕掛けを見せるためのもので、必要な構成でもあるのです。
とは言え、ちょっとその回想シーンが多すぎる(やり過ぎている)のは否定できないですが…(笑)。
最大のポイントは、あくまで本作は1990年が「メインの舞台」となっています。
ここだけ押さえた上で見てみれば、それほど混乱はしないはずです!
しかも、見終わってからは、もう一度見たいと思える作品になっていると思います。
見どころは、本作で主役という本格的なスクリーンデビューを果たしたサッシャ・ルスの七変化でしょうか。ある時はスーパーモデル、ある時は工作員、など、くるくると役柄が変わっていきます。
その役に応じて「顔」さえも変わっていき、不思議な魅力をもち、今後が楽しみな女優でもあります。
もちろん、「ジョン・ウィック」のような凄まじい体当たりのアクションシーンも見どころです。
基本は「アメリカのCIA」vs「ソビエト連邦のKGB」の作品と考えておけば良いと思います。
アメリカのCIA側は、クリストファー・ノーラン監督作品でよく見るキリアン・マーフィーが務め、ソビエト連邦のKGB側は、アカデミー賞主演女優賞を獲得しているヘレン・ミレンが務めています。特にヘレン・ミレンは、「普段のオーラ」を感じさせない珍しい役柄で登場しているのも注目点でしょう。
あれを見たら「美人コンテスト」でスレンダーはダメだなんて言えなくなる。
8頭身で身長も高く(178cm以上に見えた)、あと動きもモデルだけあって映り方を知ってるんだなあと思いました。
どんな服を着てもファションショーみたいに決まっていて。サッシャ・ルスを見てるだけで楽しかったです。
これじゃ日本人はかなわないわ。でもこんな美しい人が見れるのも映画の楽しみだと思います。
そんな感じでした。チャレンジングなのも嫌いじゃないけれど、たまにはやはり得意なものをストレートに欲しいものです。
それでもセルフオマージュみたいな作りになっているので、ストーリーに関係なく既視感に引っ張られ無駄にドキドキしたりしましたが…(笑)。
ベッソンは概ね好きだけれども、特に「subway」と「アンジェラ」が好きな自分にはすんなりはまり込めた作品でした。女性スパイものとして、「アトミックブロンド」や「レッドスパロー」と並べて鑑賞しても楽しいかも知れませんね。
主人公は『ニキータ』のような野良犬のヤンキーではなく、血統がいい。二転三転する構成がスリリングで面白い。敵がわらわらと無制限に湧いて来る感じはちょっと安っぽいけど、アクションはとてもいい。何よりスパイの気概のようなものがよく描かれている。ミッションで拳銃の弾を抜くなど、味方がハードルを上げてくるのがいくらなんでも厳しすぎる。